メモ書き

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「譲り合いの精神」というローカルな事なかれ主義

何の意思表示もなく「譲り合いの精神」を発揮するのは、「俺様の方が偉い」と相手に思わせるだけじゃないかというメモ。

まぁ、何というか、日本人の間で「譲り合いの精神」が大事だったとしても、海外は違う。
サラミ戦術で削り取りに来ている相手に「譲り合いの精神」を発揮すれば、また「譲れ」と言って来るだけ。そして、永遠に譲ることを強要される。
「譲り合いの精神」が無い人は、「譲り合いの精神」を理解できないので、「俺の方が偉いから譲るんだ」と勘違いするだけ。

何でもクレクレ民に物をあげたら、もっとよこせと言ってきた。
それと同じ。

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「領空侵犯」直後 太いパイプ誇る二階氏 5年ぶり訪中も 習主席との面会はならず

news.tv-asahi.co.jp

この時期に続けて何かする理由を考えれば、そりゃ総裁選絡みでしょうね。
権力の空白がある。次のトップが決まる。
そこで、誇示するんですよ、自分たちには「力」があると。「どうだ、恐れ入ったか」と。

普通に考えれば、それは中国脅威論に繋がって親中派がダメージを受け、自分らにとって不都合な反中派が勢いを増すと思うでしょうが、彼らはそうじゃない。
力の誇示によって、恐れおののいて頭を下げるという発想だ……という説がある。

何というか、泥棒の目線は一般人と違うように、彼らには彼らの目線がある。
日本人だったら困った人を助ければ感謝されると思うかもしれないが、彼らは助けた相手に訴えられる可能性が先に来て、困っている人に関与しない選択肢が最適解だったりする。
助けられて病院に行っても金がないので、助ける余裕がある人から貰おうとか。親切にするのは、罪を犯したからだとか。そんな感じ。

この例はわかりにくいか。
自分らがスパイを働いているから、相手もスパイしていると思い込み、そういう行動をしがち。そう書いた方がいいかな。


そういう考え方で先の「どうだ、恐れ入ったか」を見ると、殴り返すことの重要性が見えてくる。
ウクライナの越境攻撃によって、ようやく“自分たちがしていたこと”が見えた人もいただろう。そういうこと。
ただ、他国の領土を維持するには兵力も物資も要るので、その辺は気になるが。

話を戻して、訪中の件を言うの出れば、あれを受けて帰国するくらいじゃないとダメなんじゃないの?
何をされても「お譲り」精神では、何も考えていないのと同じ。

訪中した日中友好議員連盟の国会議員…自民の二階氏、公明の北側氏、立民の岡田氏ら

www.sankei.com

※親中といっても、中国での権力闘争に破れた側と親しかったら逆効果。あくまで権力者とどうなのかだろうね

似たような悪い事例が、メディアにもある。
NHKのラジオ国際放送の一件だ。

問題が発生した時点で、事の重大さがわかっていたら、その場で拘束していたでしょ。
何の手段も講じずに帰して、帰国まで放置して、何なんでしょうね。
警察に連絡して、何か資料とか持っていかれたら困るとか、思っていたんだろうか……。

これも、思考停止による「お譲り」ではないのか。
身内のことは何も問題視しない。その方が楽で、仕事が増えないとでも思っているんだろうか。

揉め事を嫌うあまり、必要な衝突すら避け、悪事を野放し。
それが「譲り合いの精神」というローカルな事なかれ主義の正体ではないか。

「譲り合いの精神」を持ち出せば、譲っただけの自分が圧倒的な正義で、誰にも批判されないと思っている。
その勘違いが問題を大きくし、いろんな人に迷惑をかけているのに。

あとまぁ、先の件では国防動員法の話もあるので、下記のような意見も紹介。

「われわれ在日中国人にとって迷惑だ。(在外中国人に有事に中国政府の支持に従うよう義務付けた)国防動員法に絡み不安をあおる声もあるが、心外だ。在日中国人の多くは日本で家族と暮らし、中国より日本に世話になっている。人間として(発動されても)やるわけがない」と語った。

www.sankei.com

とはいえ、中国国内における反スパイなんちゃらも含め、向こうは権力者次第で色んなものを無視し、強引に従わせようとしてくる。
そのリスクだけは認識しておかないと。

つまりは、要職につけちゃダメだろって話。
反日教育を受けてきたうえに、向こうで流れている無茶苦茶な反日プロパガンダ・ドラマを見ていたら、もう どうにもならんて。根元の方は。洗脳されているんだもの。

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それを踏まえると、オールドメディアも殴ってくる相手は避け、反撃しない相手を叩きたがる傾向が見て取れるかも。

外人、宗教関係者、反社といった面々は、容赦なく殴ってくるので、ことを穏便にというか、事なかれ主義を発揮して、「差別はいけません」「彼らにも事情があるんです」とか言ってお茶を濁す
事情なんてものは、誰にでもあるだろうに……。

挙句、見たこともないようなフェイクを持ってきて、こんなフェイクが出回っているんですよと、不都合な情報は すべてフェイクであるかのように報じる。なんだ、そりゃ……ってなくらいに。

あと、そうだ。
譲り合いの精神を持ち上げるために、ゲーム理論ナッシュ均衡を持ち出す人もいそうだけど、現実は同じ情報量で対峙するケースはないので、どうかなってね。