例えば、家の洗面所の鏡を前に、髪型を整えている家族がいるとします……。
この状況から予測できる行動は、外出。
念入りにやっているのであれば、身なりを整えてから会いたい相手が、目的地にはいるでしょう。
そんな観察と行動予測のメモです。
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家に居続ける=髪型を整える必要性がない=だから、外出
そういう推測なんですが、推測対象がナルシストだと話は違うかも。
いついかなる時も美しい自分を見たいので、外出の予定が無くても整えるかもしれません。
それは、それとして……。
こういう観察って、割と大事かなと思ったので、こんなことを書いています。
というのも、適当にベラベラ喋るだけの家族を相手にしていると、条件反射で何か言っているだけで、何も見えていないんだなと思ったから。
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特定の場所に置くハサミを買おうとしたら、「家にたくさんあるのに」と、ヘアカット用のハサミの話をされました。
いや、普通のハサミが要るんだって……。
で、思ったんですよ。どんなハサミか観察できていないんだなと。
似たようなケースでは、弁当用の保温袋を買ったときの反応。
「袋なんて要らない、いっぱいある」と言って、どんな袋かと聞いたら紙袋。それも、弁当を入れるには大きすぎるもの。
弁当箱の3倍くらいある紙袋に弁当箱を入れ、別の家族に渡して文句を言われていました……。
う~ん、なんでもっと考えてから発言しないんだろう?
そう考えたとき、日頃から周囲を観察できていないから、「袋がたくさんある」という情報しかなく、適当なサイズの袋かどうかという視点が欠落している。
ハサミも同様。
だとすれば、ある程度の観察力がないと、同じ視点で会話することが難しいのかも。
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で、思うんですよね。
買い物に時間がかかる人は、観察力が無いんじゃないかと。
Aという商品が欲しいとき、Aだけを探して回る。
そのとき目にしたBの場所なんか、記憶の隅にもない。
で、次にBを探す段になって、どこかで見たような……という意識しかないので、同じように探す羽目になる。
それで時間がかかる説。
観察力があれば、商品陳列の傾向を覚え、この辺だろうと最初から目星をつけ、すぐにAを見つける上に、周囲にあった商品も傾向として観察するので、Bも見つけやすい。
同じスーパーに毎日のように行く家族の一人より、たまにしか行かない私の方が目的物を見つけるのが早い。
それを分析して思ったのが、そのこと。
あとはそう、方向感覚の問題。
単純に、空間把握能力の違いで、「今、どこにいる」という位置把握が微妙なら、探す行為自体が大変になるかも。
建物内で迷子になりやすいのは、そういう……。
いや、場所が変化する何かをルート上の目印にするから、迷う可能性も。
う~ん。
なんか、自分をよく書きすぎかな?
私も、初めて新宿駅で降りたときは、出る方向を間違えて大変だったからなぁ。
正直、都市部のダンジョンみたい駅は、初見には無理じゃない?
……と思ったというメモ。