メモ書き

****

想定外の来訪者、着信、配達物

「ただいま。〇〇です、お母ちゃーん!」

それが数日前に聞いた言葉。
家のトイレに入っていたら、玄関の方からした言葉。

正直、聞き覚えが無い声だった……。

つまり、家族じゃない人間の「ただいま」を聞いたわけだ。自分の家で。

ここまで書いた時点で、誰かが家を間違えたのは明らか。
じゃ、誰なのか……。

何のことは無い。近所の人である。
認知症を患い、自分の家がわからなくなり、我が家にやってきた近所の人。

私が“聞き覚えが無い声”と書くくらい、近所と言っても接点は無い。
その辺をウロウロしているのを見かけることはあっても、話すことは稀だもの。

その後の対処に関しては、迷い人の家まで案内して終わり。
家族はいなかったようだけど、すぐに戻ってきたはず。
車が見えたから。

こういうケースを経験して思うのは、面倒を見る家族のことと、自分が面倒を見る側になったら、あるいは面倒をかける側になったらということ。

自分の人生における時間が、家族のサポートで埋まってしまう。または、誰かの時間を奪ってしまう。

もしくは、それが嫌で行政のサポートなり、専門の組織なりを頼る……。
それを選んだとしても、誰かの時間が消費されるわけで、前に書いた「老後カプセル」のことを思い出してしまうわけです。

att3200.hatenablog.com

まぁ、何らかのサービスがあったとして、それにも許容限界量があるわけで、このまま似たようなケースが増え続けたら、どうなるんだろうなと。

* * *

「〇〇ですか? 私、〇〇で一緒だった△△です」

これは数日前、携帯にかかってきた電話の第一声。
「〇〇で一緒だった△△」と言われても、ぶっちゃけ知らない。

誰? って感じ。

確かに〇〇にいたし、私の番号を知っているので知り合いらしいけど、まったくもって「知らんがな」と。
接点はあっても、印象が薄い人だった……。

というか、私が〇〇にいたのは10年以上も前なんだけど、何で今になって連絡を取ってくる?
当時たいして接点が無いのに、10年以上のブランクを埋める必要性が、なぜ今に……。

宗教の勧誘か?

それなら、保険の勧誘と並んで割とあるケースか。
それこそ20年以上前、学生時代の同級生が唐突に電話をかけてきて、適当に話をして終わったことがあった。
で、他の同級生にもかけているようで、人によっては何かの勧誘をされたんだと。

ただ、今回のは少し違う印象を抱いたかな。

話し相手を求めて、知ってる番号に片っ端からかけていった感じの……。
そう思わせるだけの寂しさが、声にあった気がする。

だからって、よく知らない人と会話を続けたいと思わないだけどね。

あぁ、でも、私にも似たようなことを思われたことがあった気がする。
1年くらいのブランクを開けて、唐突に前の職場の同僚に電話したことがあったっけ。

なんか、聞きたいことがあったような気がするんだけど……覚えていない。

何せよ、ブランクがある場合は、相手に覚えているか確認し、すぐに用件を伝えた方がいいよね。

これが想定外の着信。

* * *

想定外の配達物は、通販サイトで購入した商品が届いた後、同じものが再び届いたってだけのこと。

毎月発送とかじゃないので、単なるミスだろうけど。
封筒に入る安価な商品なので、送付済みにチェックし忘れたとかなんじゃないかな?


* * *

サポート云々で、ヤラセを強要するテレビのことを思い出した。
貧困ドキュメンタリーを含め、そういうのでも過剰演出してるなら、もうドキュメンタリーを名乗るなよと。