イアン・ブレマー氏率いるユーラシア・グループが年初に発表する「世界の10大リスク」の話。
ゼロ・コロナの失敗と中国の国内政策、ロシアの行動あたりは、来年の発表時に「当たったぞ」と言っていることでしょう。
まぁ、この発表以前に、上記について警鐘を鳴らすような意見はありましたが……。
とはいえ、それって ある程度の情報感度がある人がキャッチしているレベルで、まったくもって未知だった人もいるでしょう。
そういった人向けに「ウクライナ侵攻を予言した〇〇」みたいな本が出され、微妙な人が担がれて もてはやされるのは、割と昔からあること……。
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逆に、微妙に外れているのは、イラン。
核合意云々で緊張が高まり……ではなく、ヒジャブで緊張が高まりました。イラン国内で。
偶発的な事件で、それまでの鬱憤が爆発するのは珍しくないですが、それを予想したとしても「起こる」とは言い難いので、こういうのは入れられないでしょう。
脱炭素による短期的なエネルギー不足によってエネルギー価格が高騰は、どうですかね。
環境よりも、ロシア制裁によるロシア産資源の放棄と、そのほかの産地での競争激化じゃないかな。
力の空白地帯については、ずっと続いている状況じゃないのかな?
企業が環境や人権問題などへの対応を迫られて高コスト化は……。
インフレほどのインパクトはない感じ。
金融緩和のあとに引き締めするのは予想の範囲内。そこを見てほしかった気もするけど、そっちは専門じゃなさそうだしね。
トルコについては、どうなんでしょうね。
元の記事からして、ここだけ言及が「ふわっ」としていて、何が危惧されてるのか微妙なんですよね。
それこそ、インフレが凄まじい国の一つですが、国民が自国通貨を信用せずに、ドルを持っていたお蔭で助かっている説がありますけど。
クルド人の武装組織が~は、ずっと言ってることだし。
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まぁ、それでも真似して適当に書いた私のそれに比べれば、雲泥の差。
さすが本職と言うべきか。比べるべきじゃないって感じか。
でも、こうやってメモしておくから、過去の自分を振り返って、その安直さを反省できるのは良しとすべきか。
来年?
来年は、何をリスクというんだろう?
「北朝鮮」や「国連の機能不全」だと、今さら感はあるけど、実際にはリスクだよね。
それ以外だと……
「政策の速さは、準備不足とセット」みたいなことを書くんじゃないかな。
よく、海外は実行が速いっていうけど、それって計画性が無いからじゃないの?
あれをやったら、どうなる?
どんな問題が想定される?
……ってなことを考えずに実行に移すと、いざ始めたらアレがない、コレがないのオンパレード。
そんなもんでしょ。
最悪を想定する準備しないから早い。
それでも、注視して検討して何もしないよりは良いと思う人もいるかもだけど……。
取り敢えず、反政府デモを恐れて大学生を帰省させた中国の地方で、感染が拡大しちゃって薬が無いとか、医療が行き届かないとか。
そんな感じの話は書きそう。
日本の歯医者だと、どこでもレントゲンはあるけど、向こうは地方じゃ大きな病院にしかないという話もある。
そのくらい、あるところと無いところの差が激しいらしいので、地方の感染拡大こそ厄介……。
北京には、外国人専用外来を持つ中国系総合病院や、英語や日本語で先進国と同様の医療が受けられる外資系クリニックがあり、その医療レベルも経済成長と共に進歩していますが、医療費は日本と比べてもかなり高額になります。外資系医療機関では、感冒や胃腸炎などでも1,000元(およそ16,000円)以上かかる上、レントゲンや採血、超音波などの検査により医師の収入が増加するシステムのため、高額になりがちです。ただし、多くの医療機関は海外旅行傷害保険が使用できますので、万が一に備え十分な保障を備えた保険への加入をお勧めします。一方、地方都市では外資系医療機関は少なく、英語や日本語が通じる医療機関は限られます。
あと、すぐに祝日を作る国があるけど、あれに憧れたらダメだよね。
祝祭日数世界1位の国に言われたかないだろうけど。
祝祭日数世界1位!日本人は休みすぎ!?
でもって、「思想信条の終わり、実利主義の台頭」みたいな展開。
「~イズム」とか言っても、生活に困れば思想信条より今日の飯。
革命は、思想の違いから起きるのではなく、食えないから起こるのだと……。
そんなことを思ったというメモ。