輸出規制は、需要が減るという事実。
売り先が減るんだから当然。
でも、安全保障の観点から言えば、軍事利用できるものは止めておきたい。2014年のロシアのように。
例え、相手が膨大な人口の国であっても……。
まぁ、貧富の差が激しいので、関係のある人口は大きく減るでしょうが。
そんな国の理屈は わかるけど、企業にしてみたら、どうなのか……。
微細化技術がモノを言う分野は下がり、少し古い世代の車載半導体が好調らしい。
こういうのを見ると、世間の需要と高性能の需要がマッチしない例みたいに思えてくる。
職人用包丁はモノがいいけど、使いこなせる人は限られる。
よくある包丁は そこそこの出来だけど、リーズナブルで需要もある。
経営者だったら、どっちを作る?
そんな分岐点に立っているとしたら……。
NASDAQ: NVDA
「微細化だ」「ムーアの法則だ」と言ったところで、細かさにも限界がある。
これ以上はコストに見合うだけの成果が……となったら、安価に安定して大量生産できる方に目が行くかもしれない。
相変わらず、職人用みたいな需要は ありそうだけども。
多くの人が、スマホの進化に興味を失い、カメラが少し変わったとか、少し動作が変わったとか、認証がどうなったとか言わなくなったら、半導体の進化スピードも遅くなるかも。
需要という下支えがないと、開発資金も集めにくいもの。
思えば、ホームページのキリ番がどうのと言っていた頃は、モデム回線がピーヒョロロロと鳴いていた。
あの頃のCPUなんか、今じゃ考えられないものだった。
大半の人がインターネットに接したこともなく、普及し始めたガラケーあるいはPHSが最新機器という雰囲気だった、かな?
それが、初代iMacが出たあたりか、あるいは回線スピードが増した辺りからインターネット人口が増え、飛躍的にCPUも性能を……。
何を言いたいのかと言えば、需要が進化を下支えしたという一点。
需要の喪失は、進化の停滞。
そういう覚悟をもって、この先を見ていかないといけないのかも。
いや、中国に変わる“安全な”新興国を盛り上げ、そこに需要を見出していくのでしょう。
人口が増えていくインドとかね。
アメリカにとって“安全”かは別として。
日本にしても、同盟国が規制するなら、付き合うことになる。
半導体の装置と言えば、レーザーテックの検査装置なんかもあるわけで……。
ホント、どうなっていくんだろうね。
半導体は、材料のシリコンウエハーの調達や、加工する工場……といった諸々の事情を考えるに、それらから離れていない場所が望ましい。
そこで、アジア圏の中心地となるのが熊本。
だから、工場を……。
コストで他に勝つには、電気代を安く抑えないといけない。
その点、東日本より原発を動かしやすい西日本は有利という見方も。
雇用が生まれれば、人が集まり、さらなる雇用が生まれる。
工場周辺は、不動産が活況らしいじゃないの。
海外進出とかサポートしてる場合じゃないかもよ?
資源やエネルギーなら話は別だけど。
中小企業の海外進出へ担当室 政府、販路など一括支援
サムスンの半導体は中国の工場で生産されている…韓国が「中国なしでは生きていけない国」になったワケ
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債権扱ってる人と、株式を扱っている人の温度差よ。
勝手に楽観視しているだけ。
CPIショック再び、世界で株安連鎖 日経平均一時800円安