誰も話題にしなくなった頃合いを見て、前に思っていたことのメモ。
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日本赤軍の元幹部らが久々に公の場に姿を現したことが一部で温かく受け止められているとして、イスラエルのギラッド・コーヘン駐日大使が2022年5月31日、ツイッターで「愕然としました」と憤った。
1/ I am appalled by the scenes of Kozo Okamoto celebrating 50 years since the 1972 Lod Massacre as well as the cheerful welcome for Fusako Shigenobu, who was released from jail last weekend. >>>
— Gilad Cohen 🇮🇱 (@GiladCohen_) 2022年5月31日
👇🧵 pic.twitter.com/kmX0C1kIW1
で、その「一部」の人たち。
#サンデーモーニング
— ギャンブル依存から脱出 (@xTBRaYoeAN1Lvtt) 2022年5月28日
日本赤軍重信房子の出所イベントに参加する報道特集金平とサンデーモーニング青木理
仲間なんか?w pic.twitter.com/AIN7yTAzS8
テロリストの行動を「社会活動」と云々……。
若者に呼び掛けて云々……。
そういったマスメディアの語りぶりに批判が集まる中、個人的にはタイトルのことを思った次第。
彼らの言う「社会活動」の末に、どこに就職したのか。
どこが面倒を見てくれたのか……。
安保闘争に明け暮れた連中の就職先は、確かメーカーが多かった気がする。
前に調べたときに見た資料では。
ただ、一方で彼らが持つ「声のデカさ」を活かすなら、マスメディアかなとも思う。
当時の雰囲気は知らないけど、その頃の業界が胡散臭さやカオスな雰囲気をまとっているなら、品行方正な企業よりも居心地は良さそうなもの。彼らにとって……。
その名残が今もあり、現状を維持する何かに反抗して世界を変えたいとか、何かに文句を言っていたい心持ちが、多くの人をミスリードさせているのだとしたら、早く消えてくれるに越したことはない。
「政府ガー」の行きつく先は、段ボールハウス。
そこにも色々いるだろうけど、自分は努力せずに不満ばかりを口にするタイプのそれ。
自分の体たらくは棚に上げ、支援が足りないだの、アイツは馬鹿だの、誰かのせいだの、社会のせいだの、文句のリピート再生。
弱者優遇の先にあるのは、一億総弱者。
弱者でいる方が得になれば、そうなっても不思議はない。
だからこそ、どこで線引きするのかが大事なんだけど、批判ありきで報道することしか頭にないと、良いものは良いと言えず、何がゴールかも明示できず、ただただ誰が言ったのかで是非を決める。
だから、何もしない政敵ほど怖いものは無い。
叩く要素が「何もしていない」しかないから。
何かし始めたら、その行動を叩けばいいから楽。
もはや懐かしい「緊急事態宣言を出せ!」⇒「遅い」⇒「緊急事態宣言で、飲食店がピンチです」の場当たり展開。
目指すべきビジョンもなく、後だしで文句を言うだけのスタイル。
だからって、個人的には 目指すべきビジョンを求めているわけじゃない。
彼らの仕事は、事実を伝えることであって、意見を述べることじゃないもの。
そう、彼らは「評価する」のが仕事だと勘違いしてきた。
かつての運動の延長線上で捉えているから、そんな勘違いもする。
……といったことを思ったというメモ。
思想家の活動報告書なんかに、金を払う価値はない。
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「日本赤軍・重信房子元最高幹部の出所」を中国メディアはどう報じたのか
18歳の私を魅了したあの党の姿と時代のうねりを、もう一度見たい。
「自分が『テロリスト』と考えたことない」重信元最高幹部の質問回答全文