何気なくレトロゲームの動画を見て、ふと思ったのでメモ。
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当時は子供だったこともあり、ファミコンのゲームで「一般人が民家の屋根を超えるジャンプをする」とか、「空中で二段ジャンプする」とか、「歩くスピードより遅い弾が飛んでくる」とか、そういう物理的にあり得ない事象を見ても何にも思いませんでした。
で、今になってみて思うのです。
発想として、面白くないか? と。
最後に据え置き機でゲームをしたのは1~2年前になりますが、そのときでも現実の物理法則にしたがったリアルな挙動をしていたはず。
物理演算エンジンなんかを積んでいれば、そうなる……みたいな話は置いておいて、語りたいのは「不自然な現象を体験する魅力」です。
ゲームだからこそ、リアルに寄せたものではなく、自然界では あり得ない挙動を体験したい。
つまりは、そういうこと。
奇麗なグラフィックで、「一般人が民家の屋根を超えるジャンプ」をし、「空中で二段ジャンプする」のも可能で、「歩くスピードより遅い弾が飛んでくる」世界で、理不尽に通行人と戦う感じでしょうか。
端的に言えば、「たけしの挑戦状」を美麗なグラフィックで再現したら、楽しめるだろうかという頭の悪い妄想。
リアルに表現された通行人が、ぴょんぴょん飛んで移動している。
そんな街を思い浮かべただけでも、シュール。
ドット絵だから誤魔化されていた部分が、クリアな映像になることで奇妙な世界観に変わる。
それが見たい。
あと、宙に浮いた足場とか、浮遊するハートマークとか、そういうのも……。