風が吹かないと発電できない。
晴れていないと発電できない。
ライフラインは、風任せ、天候任せ。
それって、中世の生活みたいですね。
……と書いたらアレだけど、「不安定なものをスタンダードにするリスクは、考えているの?」という疑問があります。
「電気が止まったけど、風が吹かないから仕方がない」
で、生命に関わることが停止しても、エコ万歳を叫ぶのかと言う……。
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物事には様々な側面があるのに、都合の良い側面だけを見て、「これからは〇〇だ」と言い切って、他を捨ててしまうのって怖いよねって話。
電気に求められる特性って、安定供給が第一じゃないかな?
であれば、安定性に欠けるものは、あくまでもサブとしてのポジション。
その状態を覆せるとしたら、それは充電革命でしょう。
充電池はあるけど、莫大な量は溜めておけない。だから、常に発電所は稼働し、電気を送り続けている。
もし、今よりも大規模な充電が可能になったとしたら……。
大きな電力を溜めておけるとしたら……。
いや、各家庭が使用する分だけ、各家庭で充電できるようになれば、大規模でなくても充電革命は起きるかもしれない。
自宅用充電器&充電設備の普及が進めば、電力会社の立ち位置は大きく変わる。
そして、電力会社の役目は薄れ、充電会社の地位が高くなる。
だとしたら、テスラは自動車会社ではなく、充電設備の会社として電力会社のような地位を世界で……。
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エネルギーは、他のエネルギーに換えられる。
電力で物の位置を上げれば、位置エネルギーになり、それを落とせば……という点で言えば、揚水発電も電池みたいなもの。
とはいえ、あまり目立っていないところを見ると、コスパは良くなさそうね。
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あれこれ書いたけど、こういう「再生可能エネルギーの不安定さ」を考えると、『ゴジラ2000ミレニアム』を思い出すんですよ。
光が動力源なキャラが出てきたけど、イマイチな強さだったなと。
そういや、名前は何だっけ?
と思って、過去に書いた感想を見たら、宇宙怪獣オルガの名前がありました。
光が動力源なので、晴れの日に強い。逆に、曇ってると微妙。
対するゴジラさんは、天候に左右されない。
まるで、電力を安定供給できないエコ発電と何かのよう……。
映画の記憶が薄れていく中で書いた感想なので、改めてチェックしたら、なかなかに厄介なキャラですね。
最初は巨大UFOで、名前はミレニアン?
色々あって「ミレニアン=オルガ」に?
そんな内容だったのか……。
もう一回、見る気にはなれないけど。