バカな思いつきのメモです。
脱炭素が目的であって、自動車のEV化は手段に過ぎない。
仮に、より目的を達成しやすいのが水素エンジンであるなら、最適解は水素エンジンとなる……。
日本における発電状況を鑑みれば、EV化にシフトして火力発電が増えるのって、脱炭素なの?
……という“よくある話”に持っていくのならね。
原子力の場合、電力は一定量 発電し続けるから、利用料が減る夜間に充電すれば、思ったほどの負担にならないという方向性で行くなら……。
いや、難しいか。
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アレコレ考えたところで、世界的にEV化。
ミニ四駆のようにモーターで動くなら、部品点数も少なくなるし、いずれは価格に反映されて……。
「だったら、その競争に負けないように」という発想もわかるし、内燃機関というアドバンテージが消え去るメーカーの辛さもわかる。
ただ、ただですよ?
アップルまでもが参入しようとしている状況を見て、「EVって、参入障壁が低いんだね」という点に対し、危機感を覚えませんか?
企業としてのアドバンテージは、参入障壁にあります。
誰もが容易に参入できる業界は競争過多になりやすく、負けた後が悲惨。
そうでなくても、競争過多が生み出すのは価格競争。ジリ貧の値下げ合戦。
そこに、本当に勝者はいるのか?
その辺が、私が飲食銘柄に興味が無い理由の一つ。
食い物は、参入障壁が低い。
居酒屋の移り変わりなんかを見ても、脱サラで飲食店を始める人を見ても、その参入障壁の低さは「栄枯盛衰」を見せつけてくれる。
あと、店舗系ビジネスは「売り上げ増」とか言いつつ、「そりゃ、店舗数が増えたら、売り上げは増えるよ。でも、利益率低いよね」というパターンが嫌い。
実質的に、儲かってないから。
そもそも、在庫を持つビジネスって、あまり好みじゃないけど。
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話がそれた。
「これは、うちのような会社じゃなきゃ無理だね」という参入障壁が消え去った場合、車業界はどうなっていくのか……。
そういうのを見越して、トヨタは「未来都市まるごとパック」を売り出していこうと……?
動画に出てきた乗り物、売り出すみたいだしね。
内燃機関の技術スタッフあたりは、ロケット開発でも需要はあるんだろうけど、問題は製造工程の人たちだよね。
そういう事情を危惧して、1年以上前に下のようなメモを書いたけど、今度は福岡にνガンダム。
いや、増えてるよね。上海にしても。
本当に、ロボット作ることになりそうな予感。
でも、水素エンジンなら、仕事内容も大きく変わらず、雇用も維持できるんじゃないかと、思えてしまいますね。
充電設備への補助金を減らせば、その普及は減速していくでしょう。
すると、海外から安いEV車が入ってきても、誰も買わないわけです。
「充電できる場所が無いしなぁ~」と。
逆に、水素ステーションに補助金を出しまくれば、日本での主流は水素になり、その水素エンジン車を作ってるのは、日本のメーカーくらい。
これにより、ガラパゴス事情で、国内産業を守れるわけです。
車の海外展開は、どうするのかって?
現地でEVを作って、売っていくしかない。
水素は国内のみ。
海外の競争で負けても、国内市場という保険があれば、ジリ貧にはならない。
そのうち、撤退していくEV車メーカーも出てくるから、その辺を摘まんでいけば、そこのノウハウや販売網を頂き、のし上がれる機会到来……。
というのが、私の妄想です。
あまり深く考えずに書いているので、致命的な問題点を見逃している気もするけど。
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何となくですが、バッテリーの劣化が始まる辺りからが勝負のような気も。
新素材の開発や投入によって、従来型の蓄電が一変されれば、従来型の工場に投資した分が足かせとなって……。
そういったひっくり返る事態が発生するじゃないか。
ついでに、あまり音が出ないEV車によって交通事故が増えたとか、慢性的な電力不足がどうのとか、そういった展開が待っている気がしないでもないです。
電力かぁ……。
今年の冬辺りも、寒いけど暖房が使えない国とか出てきそう。
LNGが高騰して……とかね。
脱炭素だから使わないとか言って、「寒いよ」を言い出す国も出そう。
それにつけても、流行りを作り出そうとする宣伝屋の浅ましさよ。