「こんな人が感染症で亡くなるなんて……」
そんな寄り添う言葉を言う人にも、“可能性”はあるという話。
ここでいう可能性は、「自分が加害者側にいるかもしれない」というもの。
知らず知らずのうちに感染し、自覚がないまま誰かにうつしていた……。
それが、悲しみの言葉を向けた相手かもしれない。
最悪、誰かの死に対して、因果関係があった“可能性”がある。
その恐怖――
自覚症状が出ないということは、「俺は無敵だ」という話ではなく、上記の可能性が高いということ……。
嫌な言い方をすれば、無自覚な殺人者。
検査をしていなければ、あるいは正しく検査されなければ、自分が感染していることも わからない。
その状態で誰かと接し、暮らしていく……。
そこに「自己責任」は、あるのか?
「自己責任」とは、どんな「責任の取り方」をすれば、その責任を果たせるものなのか?
「自分の身に起こったことで、誰も責めない」程度の言葉であれば、感染症で用いるのは不適切ではないか……。
他者に対する責任の取りようがないもの。
もちろん、それは私にも起きること。
これを書いている私自身が、加害者側にいる可能性も十二分にある。
ド田舎で、家から出ない生活をしていても、可能性はゼロじゃないもの。
* * *
なんてことを数日前に思ったけど、「これを書いてもなぁ」と、書きかけのものを放置していました。
書きかけのままなのも落ち着かないので、今日になって続きを書いた次第。
書いてみて思うのは、思ったよりも気持ちの整理にもならないし、調べもの要素がないので新しい知識が増えないから、個人的には得るものが少ないってこと。
なので、ほかのメモも一緒に処理。
* * *
イスラエルでは、2月末までにワクチンの接種を高齢者の大半が完了。
なのに……。
と見ることもできますが、違う視点もあるでしょう。
- あまり抗体ができない高齢者では、効果が6ヵ月も持たなかった
- ワクチン接種後、あまりにも開放的になり過ぎた
- きちんと保管や管理がされていたのかという疑問
- 適切に運用されていたのかという疑問
1番目に関しては「接種の6ヵ月後でも、発症や重症化を予防する効果が示されている」という研究があるので、どうでしょうね。
抗体価は接種後3ヵ月で1/4になるものの、ワクチンで得られた免疫の記憶があれば、感染の刺激によって抗体価は上昇するらしので……。
昨日 食べた昼飯と同様に、免疫の記憶も忘れていたら、どうにもならんけど。
次に、ワクチン接種で開放的になった件。
予防や重症化を防ぐ効果はあるけど、「もう問題なし。オールOK、前と同じ生活が可能」ってわけじゃない。
そういう意味では、ノーマスクでヒャッハーは、やりすぎでしょうね……。
次は、管理面。
温度管理が大変なワクチンなので、停電とか頻繁に起きるような場所だと、適切な使用は無理。
その辺が「途上国に回せ」と言われても、「回したら、破棄して終わり。経口薬が出るまで待つか、中国のを使って」となる理由。
その辺をクリアできそうな国だから出荷し、使用レポートに価値があると判断されたのでしょう。
しかし、情勢的に危うい場所。
そういった点が、気がかり……。
逆に、“データとしての価値”で言ったら、役所は別としても、冷凍輸送慣れした日本の業者は、ワクチン確保に向けてのアピール材料になったかも。
相手だって、きちんと用法通りに使用されたデータが欲しいわけなので。
日本では、保管ミスでダメにしたニュースが多々ありましたが、逆に言えば「少しくらい、いいだろう」を許さないから出てくるもの。
もっと適当な国民性なら、ニュースになっていなかったでしょう。
例えば、電車が1分遅延して謝罪アナウンス流れるのを普通と思う国民性ですよ。
謝らない国の方が多いんじゃないでしょうか。
* * *
もし、高齢者は6ヵ月くらいで抗体低下が著しく、記憶細胞もポンコツだとしたら……。
日本の場合は、医療従事者の先行接種が2月。
高齢者は4月からですが、6月~7月くらいに完了したとしましょう。
その6ヶ月後は12月~来年1月。
ということは、帰省シーズンを直撃します。
ワクチンの接種を終えた60歳未満が、「これで実家に帰れる」と思い、自覚症状がないまま帰省したら、65歳以上の両親に……。
これが想定される最悪の年越し。
感染の波を見れば、イギリスでの1日の感染者数が1万人を超えたあたりから、ピークに達して下がるまでの期間と、日本における今回の波は似ている印象。
ある地点から加速度的に増えていき、あまり伸びなくなったら、急速に低下……。
途中で再度 上昇しかけ、また下がっていく。このパターン。
まぁ、インフルエンザの予防接種のように、定期的に打っていくものになるか、経口ワクチンの登場となり、自分のタイミングで飲んでいくことになるか……。
と、ここまで書いたところで眠くなってきたので終了。
📍Breaking—Fears growing that a new #DeltaVariant subvariant has emerged after 5000 young people infected from attending a 53,000 music festival in Cornwall—linked genetically to a Delta subtype. The region now has the highest #COVID19 rate in England. 🧵https://t.co/if1YJ5cECS pic.twitter.com/dKeEfENXO2
— Eric Feigl-Ding (@DrEricDing) 2021年8月29日
英、満員観戦で6千人超感染 - サッカー欧州選手権https://t.co/2zq50hjRDg
— 共同通信公式 (@kyodo_official) 2021年8月21日
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【追記】
ワクチン接種者数+感染して回復した人の数=抗体所持者数
これが7割を超えているかどうかが分岐点でした。
集団免疫獲得のハードルは上がる一方だ。米感染症学会は3日、デルタ株の感染力が従来株の倍近くあるため「獲得の目安は接種率80%を優に超え、恐らく90%近い」との分析を公表した。全米で最も優れた病院の一つとされるメイヨークリニックの研究班は「変異株の出現と接種率向上のいたちごっこで、95%でも無理だ」