ノリと勢いで「リスクヘッジ」なる単語を使ったけど、「具体的には何だろう?」と思ったので、少し考えてみたメモです。
自分にとってマイナス要素が強い存在であっても、そちらが覇権を握った際にジリ貧にならないよう、リスクヘッジ……
所有している株が下がりそう。
でも、手放したくない。継続所有期間が変わるし……。
とはいえ、下がるとわかっているのに何もしないのは嫌だ。
ならば、ヘッジとして空売りポジションをとる……みたいな?
株主優待を目当てに買われている株は、権利確定日を過ぎれば売られがち。
ヴィレッジバンガードとか、毎年11月にピークを迎え、そのあとは下落に転じています。
てか、優待なら「優待クロス取引」……。
といったことを確認したいわけじゃない。
「A」がダメだった場合の保険としての「B」というケースにおいて、「B」が触れたくもないだとしても、リスクヘッジのために選んでいる……。
そういった「触れたくないけど、触れている存在」を再確認したかっただけ。
ただ、これを書き出した瞬間、「仕事なんて、そんなもんじゃない?」みたいに思えてきました。
「やりたい仕事」に携われている人って、どれくらい いるんだろう?
やりたいことが特に無い人だって、多いはず。
逆に、「やりたい仕事」に携われたけど、その中身は「やりたくない」だった人もいるでしょう。
例えば、「ゲームに携わりたい」と思ってゲーム会社に入ったら、受託案件で「大嫌いなアイドル」を題材にしたゲームを作ることになったとか……。
ネットショップの運営に興味があって仕事に就いたら、見たくもない「キモカワグッズ」が売れ筋だったとか……。
それって、ベターを選んで、ワーストを引いた感じですよね。
でも、やる。
給与のために。
生きるのに金が要る以上、何もしないのはリスクでしかない。
そう考えれば、仕事をすること自体がリスクヘッジ。
でもって、その仕事がダメになった場合、収入が途絶えないようにするのも、リスクヘッジ。
収入源は、複数あった方がいい。
私の場合、それは複数のサイト展開。
あのサイトの売り上げが落ちた、あの手法は通じなくなってきた……。
そういった状況になることを想定し、様々な“違い”を用意して“違う”アプローチをしてきました。
あぁ、これが私のリスクヘッジだった。
すっかり忘れていたかも。
「高価なガラクタ」と思いつつも、その良さを説いてみたり……。
* * *
まぁ、その……。
リスクヘッジは、危機回避。
回避できるくらいなら、危機じゃない。
管理できるくらいなら、危機じゃない。
といった屁理屈もありますが、収入源が途絶えるっていうのが、現代におけるワーストな「危機」だとすれば、稼げるサイトを複数持つことは、世間が思う以上に「資産価値」があるんじゃなかろうか……。
就職に有利なスキルがあっても、雇う人がいなければ持ち腐れ。
貴重な就業経験も、それを活かす企業が無ければ、需要がないの一言。
地元で築いた人脈も、引っ越しを迫られれば……。
その点、いつも誰かが訪れるサイトというのは、集客力やコンバージョン率の高さによって、広告媒体としての価値があり続ける。
管理者が別の場所に引っ越しても価値は変わらないし、新たな雇用主を探す必要性もない。
サイトに集客力がある限り、管理者が病気で寝込んでても、収入が発生する……。
「稼ぎ」と「その他の事情」が無縁であるほど、ヘッジとしての意義は高まるかも。
もちろん、サイト自体の引っ越しを余儀なくされれば、アドレスの変更によって被リンクを失い、検索アルゴリズム的な評価も下がるでしょう。
あとは、変なことを書きすぎて広告主に嫌われても、その価値は揺らいでしまうはず……。
だけど、自分が寝ている間も報酬が発生する可能性があるという時点で、私のために動き続ける自販機になる。
株、不動産、事業……。
いろんな「資産」が不労所得を生み出しています。
一方で、同じか、それ以上に生み出しているのがサイトであったり、SNSなどのアカウントであったり、アップした動画であったりするわけで……。
なんというか、そういったデジタル資産の価値を低く見積もり過ぎじゃない? みたいな?
A8.netなどで、サイト自体の売却をしています。
タダでも要らないサイトも売りに出ていますが、中には購入額以上を稼ぐポテンシャルを秘めたものも……。
そう思うと、「FIRE(早期リタイア)」を目指す人は、こちらに“投資”することを考えるのも手じゃないかと思ったり?
そんなメモです。