下の動画を見て、状況が気になった次第。
This just happened at the @Walgreens on Gough & Fell Streets in San Francisco. #NoConsequences @chesaboudin pic.twitter.com/uSbnTQQk4J
— Lyanne Melendez (@LyanneMelendez) 2021年6月14日
下記の記事によれば、上の動画はCNN系列のKGO-TVのカメラが撮ったもの。
「950ドル未満なら、詰め込み放題。ヒャッホー」な感じ。
記事では、犯罪、麻薬、ホームレス、強盗、車の盗難が急増。
特に、強盗は52%の増加。
でもって、感染症流行時に刑務所の人口を約50%削減とか、書いている気がします。ブラウザの翻訳を使い、サラッと見た感じでは。
で、動画のように堂々と盗むケースが珍しくないせいか、薬局チェーン「ウォルグリーン」は、過去5年間でサンフランシスコの17店舗を閉鎖したそうです。
大変ですね。
こんな状況に陥っている理由として、別のところでは「2014 California Proposition 47」が指摘されていました。
2014は、承認された年。
「California Proposition 47」を直訳すれば、「カリフォルニア 第47提案」でしょうか。
カリフォルニア州は西海岸のデカい州で、州都サクラメントの西南にあるのがサンフランシスコ。
南東に向かえば、ロサンゼルス。
ロサンゼルス・エンゼルスの本拠地は、カリフォルニア州アナハイム。大谷翔平が在籍しているところ。
で、「2014 California Proposition 47」の問題点は、「万引き犯で重罪になるためには、950ドル以上の商品を盗まなくてはいけない」こと。
それまで、450ドルだった基準を950ドルに引き上げたことで、万引きくらいで重い罪に問われないことに。
なもんで、盗んでいる人を取り締まったところで、相手にはたいして効き目がない。
まして、失業者が増えれば……。
まぁ、そんなところなんでしょう。
何度も同じ人を捕まえていると、その徒労感が酷いと語られていたような……。
なんで、こんな緩々にしたのか?
性善説に基づいたのか?
それとも、刑務所がパンパンだから、捕まえるのをやめたかったのか?
その辺の事情は知らないけど、なかなかに強烈な「刑事司法改革の失敗した実験(ブラウザ翻訳のまま)」だなと思いました。
* * *
性善説で思い出したのは、下の番組。
たまたま目にしたくらいだったけど、録画しておけばよかったな。再放送あったかも。
海江田万里氏
「性善説であることは確かです。あの時は性善説に基づいて仕組みを作らなければ、それは制度自体が作れなかった。かなり急いで作った法律だと。作ることに大きなウエイトを割いていたことを忘れずに、そのフォロー、改良をやっていかなければいけないと。どこまでこの問題に国会全体が、政府が向き合ってきたかということになると思うんですね」<中略>
保里:再生可能エネルギーの去年までの買い取り額を見てみますと、累計で太陽光はおよそ12.8兆円、風力はおよそ1.1兆円。バイオマスは1.8兆円などとなっていて、その総額は16兆円を超えています。
この大半は、再生可能エネルギーの普及のために私たちが広く負担している、賦課金で賄われています。それが一体どれくらいの負担かといいますと、電気料金のおよそ1割、今年度、一般家庭で1万円を超える見通しです。
世の中には、目につきやすい泥棒と、そうでない泥棒がある……。