メモ書き

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「政治に興味なかったけど、これではいけない」と思った人は、謙虚に行こう

「今まで政治に興味なかったけど、これではいけない」

といった文言から始まる投稿をしている人をたまに見ます。

で、「そうですか、興味を持ちましたか」と思って終わることもあれば、「おやおや」と思うことも……。

後者のケースは、自分の支持政党を推すための枕詞として、先の「興味なかったけど……」が用いられているパターン。
そう、パターン化しているんですよ。

「今まで政治に興味を持たなかった自分」
→「現状の酷さに目が覚めた」
→「XXに投票して、未来を変えよう」

コレ。

選挙に行ったことがない人向けには、“共感を誘う良い文言”なのかもしれませんが、どうなんでしょうね……。

「今まで政治に興味を持たなかった」ということは、知識量に乏しいわけですよ。
投票後に、当選した人がどんな仕事をするのか、どんな過程を経て物事が決まっていくのか……。
そういうのを一切知らないまま、“推し”が語る世界を唯一の真実と信じ、突き進んでいく……と言えば言い過ぎかもしれませんが、そんな勢いがあって怖い限り。

何て言うんですかね、期限が来たので多数決を取れば、“強行採決”だと批判するようなノリ。
権限が地方にある物事でも、各自治体に任せれば“丸投げ”と表現するような感覚。

そういうのに陥って、“誰かから見た世界”を共有するだけで、“自分の視点”を持たないことに、気持ち悪さを覚えてしまっての「おいおい」なんですけど、伝わるでしょうか。

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あとはまぁ、何というか……。

ある日、突然に人は知恵者に なりはしないということ。
せいぜい、わかった気になるだけ。

どこを支持しようが構いませんが、人に勧めるなら もう少し知ってからとか、思わないもんなんでしょうか。
だって、「今まで政治に興味を持たなかった」のに、知識ゼロがイチになって、いきなりオススメ可能なほどの存在になると?

洋楽を聞き始めたばかりの学生が、したり顔で語りだすのを見るような恥ずかしさとか、そこにあるような……。

端的に言えば、今まで興味を持っていなかったんなら、もっと謙虚に行こうよという話。
人にアレコレ言うのは先。
まず、自分の見解はあっているだろうかと、自らの認識を疑いながら、詳しくなっていく方が先じゃないのかなと。

自戒を込めて書いていますが、「自分は絶対に間違っていない」と思うときほど、見逃している要素があるものです。

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このパターン。
もしも、選挙プランナーが絡んでいるなら……。

あまり予算がないのかもね。

SNSの投稿だけで可能だし。

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以下は、タダのメモ。

自分が信じたいものが、真実になっている人は、欲しい情報だけを探している。
「真実を報道しているのは、〇〇だけだ!」という場合、その人にとって都合のいいメディアは「そこだけ」という話。

つまりは、「そこ」しか報じないような胡散臭いものが都合がいい変な人である可能性が低くない。