メモ書き

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「マネーモンスター」の感想

映画「マネーモンスター(吹替版)」の感想です。

https://www.amazon.co.jp/dp/B01LZUN8M4/

タイトルは、作品中に出てくる財テク番組の名前。

その番組の生放送中に銃を持った侵入者が……と書き出せば、その後の展開は想像できそうなもの。

「この番組を信じて株を買ったのに、大損こいやよバカヤロー」

ってな具合に、司会者に銃を突きつける青年。

当然、警官が出てきて突入を考えたり、青年の情報を調べたり、関係者を連れてきたりと、とってもスリリングな財テク番組に様変わり。

 

https://www.amazon.co.jp/dp/B07NRSTS1S/

個人的には「機動警察パトレイバー NEW OVA 第6話 視聴率90%」を思い出すんですけど、割と多そうですよね、こういう展開。

* * *

ただ番組を乗っ取りたいなら、財テク番組を標的にする意味がない。

犯人には、暴落の原因が知りたいという目的もあるわけです。
しかし、その問いに対し、暴落した会社の説明は「バグ」だけ。
そのうえ、会社のトップは海外出張で行方知れず。

後半、その問題のトップは戻ってくるも、行先はスイスと言いながら、実際には南アフリカ……。
バグと言いながら、その実……とまぁ、そういう感じの話です。

株がどうのとかではなく、「このあと、どうなるの?」とハラハラしたい人向け。
そう思えました。

* * *

個人的には、お金ないのに個別株に6万ドルも突っ込むな。
せめて、S&P500連動ETFにしておけよ。
そんな風に思えてなりませんでした。

人にはね、リスク許容度ってあると思うんですよ。
カツカツの生活の人が、そんなリスクを背負ったらダメ。
てか、もっとファンダメンタルを気にしたら? そんな番組見るくらいなら。

あとね、南アの鉱山のストライキで、そこまで暴落するのかなぁ……とか。
その南アにある「ハーモニー・ゴールド・マイニング(HMY)」みたいなところなら、採掘・探査、抽出、加工をしてるから、もっと複雑な感じになるんじゃ……。

それはそれとして、著名な投資家に「買いですか?」「売りですか?」「ホールドですか?」を訊く人たちって、自分で判断していないくせに、少しでも期待した方向に株価が動かないと、ブーブー文句ばかり。
大事なのは「買いの理由」「売りの理由」「ホールドの理由」だと思うんだけど、その辺は聴いていないっぽい。
判断力を養わなけりゃ、いつまでも進歩しないと思うんだけど……。

「魚が欲しい」
⇒魚の釣り方を教わる
⇒釣った魚をもらう

上の二択なら、今後も生き残れそうなのは、どっちか考えれば、進歩を選ぶべきだなと。

テクニカルで食っていく気ならそれでいいけど、だとしたら人に訊いていないで、チャートとにらめっこすべき。

ってなことをぼんやり考えなら、CNBCの投資情報番組『Mad Money』をやってるジム・クレイマーあたりとか、こういう目に遭ったら どうすんのかなぁ~と少しだけ思ったり。

そんな感想を抱きました。