メモ書き

****

気づけば、遠回しな言い方をしている

「オブラートに包む」という表現があります。

もはや、食べられる紙「オブラート」を見ることもないでしょうが、『相手を刺激する直接的な表現を避け、やわらかい言い方に換える』という意味で使われているそれ。

この言葉を字で行くようなスタイルで、私は人と接してきました。

直接的に物を言っても衝突するだけなので、嫌な言い方をすれば「匂わす」感じでしょうか。
具体例みたいなのは、前のメモにもあったような?

att3200.hatenablog.com

att3200.hatenablog.com

で、気づいてしまったんです。

衝突を避けようとするあまり、遠回しな言い方がデフォルトになり、意図したことを伝えるのが下手になったと。

もはや、比喩のレベルです。

美人を表現したいけど、「美しい」とダイレクトに言ってしまっては粋じゃない。
あれこれ言葉を尽くして、その美しさを語るような まどろかしさが、そこにある。

例えば、食パンの在庫が残り1枚になり、補充したほうがいいと思っていても、「パン買ってきて」と言わずに、「在庫が残り1枚である」みたいに言ってしまうようなこと。

パンの状況説明をしたところで、人によっては「あぁ、そうなんだ」で終わり。
回避できるのは「残り1枚だと知っていれば、買ってきたのに」というケースくらい。

状況を伝え、購入の判断を相手に委ねたいなら有効だけど、目的が購入なら遠回しでしかない。

真面目に書くのもアレな内容だけど、実際にこうなんだから、やれやれ……ですね。
というメモ。