メモ書き

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限定的な宣言と、プログラミングにおけるバグ探し

「緊急時短宣言」的な内容に対して、限定的で効果があるのかという意見を見ながら、プログラミングにおけるバグ探しを思い出した話です。

うまく作動しないプログラムがある場合、その修正アプローチは幾つかあるでしょう。

エラー文章を調べるとか、バグ探し用のツールを使うとか、目で再確認するとか……。
でも、思い出したのはコメントアウト

問題がありそうな箇所をコメントアウトし、その状態で動くのかを確認する。

「前回までは動いていた。それなら、付け加えた個所に問題があるはずだ」という予測のもと、追加箇所をコメントアウト
それで動いたら、「この辺は大丈夫だろう」という箇所をコメントアウトから除外。
そうやって、少しずつコメントアウトする箇所を変えていき、最後にはバグの原因を特定して修正する……。

「ここのコメントアウトを外したら、うまく作動しなくなった。問題は、ここだ」

これは対処を限定的にすることで、問題が見つかるケースの話。

そういう意味では、「試しに何かをしてみる」&「やめてみる」からの「検証」という作業をし、「何が最たる原因か」を探るのは、手法としては確立されたもの……。

まぁ、今回の宣言と一緒くたに考えるべき内容では ないかもしれませんが、こういうアプローチを夏ぐらいにしておけば……。
いや、こういう実験的なのを実施すると、不平等だと騒ぐ人が出そうだから、そもそもが無理かもね。

とはいえ、試しに何かを実施してみて、うまくいけば良し、ダメだったら再チャレンジ。
その繰り返しでしか、問題ってヤツは対処できないのかも。

エジソンが言うところの「うまくいかない1万通りの方法を発見する」のが、うまくいく方法を辿り寄せる唯一の道なのかもしれません。

思考よりも、試行する……。


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あと、昨年の終わりごろに歯医者に通っていましたが、ここでクラスターが起きにくい理由が幾つか浮かびました。

1つは、「咳をする人は、治療が無理だと思って来ない」という点。
1つは、唾液の吸引。
1つは、治療サイドのマスク着用。
1つは、患者は口を開けているので喋らないし、喉を使っていない。
1つは、治療台の上には、テンションが高い人はいない。

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下記はメモ。


【魚拓】なぜ病床が足りなくなるのか?…「医療崩壊」を知る医師・森田洋之さんが語る新型コロナ危機の真実

http://archive.md/20201220142130/https://news.yahoo.co.jp/articles/b418fffe1254080a2cf49068792f3569914ac26d

 

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書き忘れた。

プログラムは前提が変わらないけど、社会的な状態みたいなものは変化し続ける……。

例えば、今ある店舗数で何かを計算しても、この先の数週間で大幅に減ってしまった場合、その前提は覆ってしまいます。

同時に、プログラムでいうところのコメントアウト対象に意識的変化が起これば、逆の効果を示すこともあるでしょう。

「悪者扱いされたから、意地でも感染者を出さない」

これで数が減った場合、それは感染対策が功を奏したわけですが、対象にした側は「原因を抑えた」と判断する……。
何というか、頑張って少ない人数で店舗をまわしたら、それが可能だと判断されて人員を減らされる的な……。
いや、デバッガーを減らしたから、見つかるバグも減ったみたいな……。

その辺が難しいところ、という付け足し。