メモ書き

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「誰にでも、できる仕事」の必要性

人手不足で就職難。
その背景にあるのは、「誰にでも、できる仕事」の不足かもしれない。

何らかの技術や経験が必要な仕事なら、山のようにある。
でも、昨日まで違う仕事をしていた人が、すぐに携われるようなのは少ない。
だから、就職難。でも、人手は不足している。

中には「誰にでも、できる仕事」もあるけど、満足に暮らすことは不可能な内容……。
言うなれば、奴隷としての労働を求められる求人ばかり。

……といった現状があるとします。

その状況を改善する方法には、何があるか?

1.職業訓練による技術の会得
2.給料への上乗せ給付
3.誰にでも、できる仕事をつくる

1つめは、人材育成の観点から見ると、教育レベルから必要なこと。
GIGAスクール構想とか、そういった次元で……。
でも、それはそれとして、大人になってからでも技能は身に着けられる。
とはいえ、多くの企業は即戦力と経験を望むので、少し実習を積んだレベルの人でも欲しいとは、なりづらいかも……。

2つめは、上乗せであるのがポイント。
最低賃金の引き上げだと、企業側が雇用を渋りだす……。
そりゃ、人件費は支出だもの。
費用が増すならコストカットに動き、雇用そのものを減らす。体力がない会社は特に。

 

news.yahoo.co.jp

toyokeizai.net

最低賃金に関する意見の例。あと、計算方法。働く意思で、率は変わる。

働く能力があるにも関わらず仕事を探していない「休業者」の割合が全非労働力人口の13.9%を占めている。また、就業準備のために仕事を探していない人が4.8%もいる状況だ。彼らは調査期間中に仕事を探す活動をしていないので、失業者ではなく非労働力人口に分類される。
引用元:

www.nli-research.co.jp


なので、低賃金で働く人に対し、プラスαとなる給付を出す。
給付ではなく、減税でもいい。
いや、納めている額が少ないと、微妙かもしれない。

何にせよ、雇用主側にデメリットが生じないよう、配慮が要る問題。

しかも、この解決法の効果は限定的。
効果がありそうなのは「誰にでも、できる仕事」があるけど、給与面での問題から満足な暮らしが困難なケースくらい。
あくまで、給与面での課題クリアだけ。
給与面で「避けられる求人」を減らすことで、人材難を補うというもの。

なので、雇用時間や雇用形態といった問題の解決にはならない。
おまけに、これに頼った経営方針をされると……。

それでも、労働に関係なく給付することで、「働くより得」とか「働かない方がマシ」といった状況を生み出すよりは、いいのかも。
働く価値が無くなったら、終わりだもの。

 

3つめは、「誰にでも、できる仕事」の創出。
例えば、街中のクリーンナップ。ゴミ拾いにお金を出す。

これなら「誰にでも、できる仕事」である可能性が高いし、社会への貢献にも繋がる。
ただ、ゴミ拾いにお金を出してしまうことで、お金を貰わないとゴミを拾わなくなる社会に……。

「勉強したら、ご褒美あげるよ」の末に、「ご褒美」が無いと「勉強」をしなくなるようなもの。
勉強は、自分の為にするのに。

あと、ボランティアでゴミ拾いをしている人たちにとっては、どう映るのか……。

差別化するためには、「ゴミの分布」という調査テーマを付加し、回収したゴミの写真をアップ。
その傾向を探ることで、対策を考えるというのもセットにする。

すると、「人はなぜ、ゴミを捨てるのか」が研究され、画期的な発見へと繋がり、革新的なビジネスへと発展するかもしれない。


そう、仕事はつくるもの。
自分で見つけ、生み出すもの。

穴を埋める仕事を作るために、穴を掘る人が居る。
より効率よく穴を掘ることを考えるうちに、新たなビジネスへと繋がる何かが……。

マスコミ「今、XXが問題になっています」
⇒XX問題で、稼ぐ人が流したいニュース

* * *

子どもの頃、機械化が雇用を奪うみたいな話を聞き、そのあとにコンピュータが雇用を奪うみたいな話も聞きました。
で、思ったのは「機械ができることを、わざわざ僕がするの?」ってこと。

誰がやっても結果が同じ。
機械がやっても同じ。

そんな作業に一生を費やすのか?

どうせなら、自分じゃなければ結果が違う作業を仕事としたい。
そんな風に考えたものです。

そう考えたのなら、そういう仕事ができるよう努力すべきだったのですが、職場で必要とされる雑務に押しつぶされ、気が付けば無駄な努力ばかり。
それすら、今はもう過去のこと。

自分がつくったサイトから、多少はチャリンチャリンする身となり、たまに仕事について考えていると、その原点とも言うべき発想が蘇ります。

誰かの必要を知り、それをビジネスに変える。
日々のチャリンチャリンも、そこに誰かの必要がある……。
必要があるから検索され、私のサイトに辿り着き、アクションに繋がっているのでしょう。

これを「自分じゃなければ、結果が違う作業」と言えるかは疑問。
「同じ商品」を提供するような作業ではないものの、販売促進という結果は同じ。

その点で言えば、自分がしたかった創作行為には程遠い……。

* * *

なんか、話が変な方向に逸れたかも。

しかしまぁ、このご時世だと……

不確実性が高まる
⇒雇用を控える
⇒でも、労働力が要る
⇒派遣にしよう
⇒派遣バブル到来

……ってなパターンかもね。

パソナ、コロナ前より株価が上がってるしね。
上がってない派遣業もあるけど。

2168 パソナグループ

kabutan.jp

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