メモ書き

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日本の三枚舌外交|銀英伝におけるフェザーンを目指そう

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上の記事を読んでいて、今後の外交方針で思うことがあった。
そんなメモです。

「日本は、銀英伝におけるフェザーンを目指そう」

att3200.hatenablog.com

対立する勢力の間に立ち、そのバランスを取ることで、利益を上げてきた商人国家フェザーン
ただ、その背後には宗教があるので、商売マシマシ宗教抜きで考えます。

※ 余談ですが、フェザーンという会社もあります。「キッチン雑貨shopガンバレ奥さん」というショップを運営していますが、当ページの本題とは無関係なのでスルー。

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日本を取り囲む「対立する勢力」とは、中国とアメリカ。

国に対する好き嫌いがあるにしても、隣人たちが銃を持っていて、自分が持っていない場合、それ相応の付き合い方をしないと、撃たれて終わり。

また、銃を持つ片方がケガをすれば勢力バランスが崩れ、今まで優位だった方が不利になり、ケガしたヤツばかりに投資していると大損をこいてしまう恐れも……。

商人国家としては、どちらにも良い顔をし、それなりに付き合い、どちらが覇者となっても、自国が存在し続けるよう動く必要があります。

心の底で「あの国は嫌い」と思っていても……。

* * *

で、最初の記事。

たとえば、日本は1991年の「日米半導体協定」改訂で、日本市場における外国製半導体のシェアを20%以上に引き上げなければならなくなった。このため日本はアメリカから輸入しようとしたが、アメリカには民生用の半導体がほとんどなかった。

 そこで日本は「外国製」であればアメリカ製でなくてもかまわないということで、韓国から輸入して「20%以上」の条件をクリアしようとした。その際、日本企業がサムスン電子LGエレクトロニクスにノウハウを開示して製造技術を伝授したので、結果的に日本企業は韓国企業に寝首をかかれる羽目になった。

 こういう協定を押し付けられたら、「お前のライバルを育てるぞ」と、対立する側にノウハウを……。
そういう脅しをしてみる。
何なら、ライバルと組む素振りすら窺わせる。

逆に、反対側には「名義を貸してやろうか」と、イメージアップ用にガワを用意する。

business.nikkei.com

「ガワ」を指摘されたら、アイツらが勝手にやっていることと言い、対立を煽って直接交渉を難しくしていく。
で、仲介役として手数料商売を始める……。

二国間の直接取引を事実上無理にさせ、その緩衝地帯&取り引き場所としての地位を確立する。
ちょうど、間にあるしね。

これで、日本フェザーン回廊の誕生。
大西洋という名のイゼルローン回廊は気にしなくていい。

* * *

英伝では、最終的にフェザーンのトップは消え去り、その背後にいた宗教も消滅。
バッドエンドじゃないかと思いきや、見方を変えれば、あの統一された帝国の首都となり、最後まで戦地にはなっていない……。
何というか、膿を吐き出した首都星として、今後は明るいかも?

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それとも、本家 三枚舌外交のイギリスにならい、「うちが領土を提供するから、独立国家を作りな」と、あちこちと約束を交わし、そこを戦場にすることで、他者に牽制役を引き受けてもらうという手も……。
これは、無いな。

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引用記事に戻るなら、国の基本は人。

でも、この国は競争できる人材を育てるような環境だろうか?

それは教育的な成果を見ても、人々の勉強しなさを見ても、企業の面接官が重視するポイントを見ても……。

もっと、イノベーションを起こす学問に力を入れるべきだし、学んでも発展に寄与しないのは切り捨ててもよかった。

嫌な言い方をすれば、本気で金を稼ぐ気がなさ過ぎた……気がする。

でもって、変化を嫌う人が多い。
「新しいこと」を始めないと、資本主義は活性化しない。

今までの常識を非常識化し、新たな常識を生み出すことで、変化を必須のものとする。
そこに新たな需要が生まれ、消費が生まれ、経済は回っていく……。
同じことの繰り返しでは、経済が成長しない。

同じことを繰り返した方が、失敗しなさそうで楽かもしれないけど。

雇用を守るため、「今までの常識」で働く人を守る。
聞こえはいいけど、それで変化の機会を失い、次の世代を不利なスタートラインに立たせたら、ただの自分勝手でしかない。

電気自動車にしたら、部品点数が減って工場が困る。
その雇用を守るため、これからもガソリン車を……。
その先に待つのが、需要減少による共倒れなら、救いがない。

未来は、誰にもわからないとはいえ。

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なんか悪く書いてばかりになった気もするけど、勉強の代わりに「妄想の産物」に注力してきたので、そっち方面は強いでしょう。
コンテンツの話です。
複雑な設定とか、そういうのについていける視聴者層を育てた。
それは、ある意味コンテンツ・エリートの出現。

量産された妄想上級者が……。

えっと、何を書こうとしていたか、忘れてしまった。
眠くなってきたせいかも。

何にせよ、不都合な相手がいたからといって、自分で手を出すのは下策。
他の誰かに攻撃させ、自分の手は汚さない。それが汚い大人ってもの。
さらには、ぶつかって衰えたところで、漁夫の利を得るのが楽をして生きる者の心得。

問題は、相手をうまく動かせるだけの器量が無いこと。