空き家というか、廃屋を見ると思うんですよ。
「このボロ屋、台風が来たら屋根とか飛びそう……。その屋根に当たってケガとか、嫌だなぁ」
あとは、単純に不快。
汚いものが、視界に入るのが……。
落書きしやすそうな壁なんかあると、意味不明な文字とか書かれるんですよね。
で、そういうのを撤去する費用を負担して云々というのを前に書いた気がします。
その続き。
まぁ、ただの妄想です。
* * *
空き家撤去後、空き地となった場所は、再利用したいところ。
「売り地」と書いて販売したところで、誰も買いそうにない。
でも、その周辺には人がいる。
そういったケースでは、キッチンカーの巡回ポイントとして利用するのは どうでしょう?
仮に、株式会社キッチンカーという会社があったとします。
主な事業は、キッチンカー巡回ポイントの土地活用と、専用アプリの運営。
例えば、A地点は……
- 10:00-11:00 タコス・キッチンカー
- 11:30-12:30 焼き鳥・キッチンカー
といった具合に、土地の利用を時間帯で予約できます。
この予約をアプリで行い、利用者は指定時間にキッチンカーで向かう……。
現地には、何時に どんなキッチンカーが来るのか、リアルタイムに表示されています。
何のことはない、アプリの予約状況を大きな画面で見せるだけ。
それでも、「店が来る」ことは伝えられますね、地域住民に。
常に、そこに店があるのではなく、その時間帯だけ店があるのです。
ここが重要。
なぜなら、「いつでも買える」ではなく、「その時間しか買えない」という限定効果があるから。
祭りの屋台のようなもの。あるいは、季節限定商品。
「今しか、買えない」
これは、「今だけ、お安く……」「今なら、セットでこれも……」「番組終了後、2時間だけの……」というアレと原理は一緒。
そして、時間的 費用対効果をチェックできる仕組み。これも強み。
この地点は、どの時間帯に、どんなものが売れやすいのか。
そのデータは、マーケティング的に価値があるでしょう。
なので、事業が波に乗れば、株式会社キッチンカーの主力事業は、このデータに基づいたコンサルになるかもしれません。
「鳥貴族さん、最近 厳しいそうですね。御社なら、うちのキッチンカー・システムと相性が良いと思うんですけど、どうです?」
という展開も……。
それに、自分の商品が売れたら再度くればいいし、地域との相性が悪いと判断したら二度と来なくていい。
それをフットワーク軽めでやれるのも魅力でしょう。キッチンカー側にとっては。
先に、居酒屋の例を出しましたが……。
田舎なんかは、車社会ですからね。
家の近所に飲み屋が来てくれると、運転代行を頼む費用が減り、その分を酒代に投入できる気も……。
まぁ、アルコール販売には別の問題もあるので、難しいところですけどね。
個人的には、カレーのキッチンカーが来て、鍋を持って行ってルーだけもらうとか……。
いや、ナンもセットで売ってほしいかも。
* * *
田舎で思い出した。
巡回ポイントの傍に、電気自動車用の充電器を用意するんですよ。
すると、知らない人は「なんだこれ?」となります。
そこに来るわけですよ、奴が。
「あの車、音がしない」
「車内のスペースが広い。部品点数が少ないからだろうな」
「操作パネルがあって、メーターがない」
格好の宣伝ポイントに……。
「広告、募集」の看板を設置し、どこぞのメーカーに行くわけですよ。
これで広告収入もゲット。
* * *
充電器の数を増やし、電気自動車ファンを地方へ……。
そこまで書くと、妄想も過ぎるでしょうね。