メモ書き

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中国は、アジアのアメリカになれるのか?

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先日、一人っ子政策に少し触れました。
で、今一度 チェックしてみようかなと。

中国国営新華社通信によると、中国共産党は29日、1979年以来続いた一人っ子政策を終わらせると発表した。

www.bbc.com

この記事、2015年10月30日なんですよね。
その期間、約35年ですよ?

「食糧事情を考えて、増やすなよ」

そんな当時の事情がある実施であっても、将来的には別の問題が発生するという“勝ちのない選択”でしたね。

いくら人が多すぎると言っても、ここまで抑制し続ければ、人口ピラミッドは歪になる。
でもって、労働人口が足りない未来が待っている……。

そのくらいの書き方でしたが、別の論点もあるんですよね。
産めるのは、一人。
そして、その一人に「後継者として男児」を望めば、女性不足に繋がるという比率の問題。

ワン監督の弟がもし女の子だったら、籠の中に入れられて道端に捨てられていたかもしれません。実際に中国では生まれたばかりの女の子が捨てられ、命を落としました。こうした捨て子を拾って孤児院に届けるブローカーを始めた人も少なくありませんでした。

news.yahoo.co.jp

 

2020年には、中国で「結婚年齢」とされる20~45歳の年代で、男性が女性より3000万人も多い、いびつな社会が出現する。

www.yomiuri.co.jp


3,000万人……。
いちいち数字がデカい。

東京2つ分でも、まだ足りない。
そのくらいの男が余っているっていうんだから、なんていうかもう……。

まぁ、「国から見れば余っている」なんでしょうけど、当人からすれば「結婚なんか、したくない」かもしれませんね。
引用元の記事では、同性カップルの増加、都会で一人で過ごす人が増えているような書き方でした。ざっと見た感じ。

余った男は、「剰男(センナン)」と言うらしいです。
一緒に「空巣青年(コンチャオチンニエン)」という単語も出てきますが、ピンインが不明だと、長いカタカナで書かれても なんかねぇ……。
空巣青年という字面的にはドロボーしそうですが、日本風に言うなら 引きこもり陰キャ
独身の方が、人生を楽しく過ごせそうなタイプですね。

ここまで書いて思ったのは、あの中国が「結婚に関する強制的な政策」を実施しない不思議……。
やりそうなイメージですけど、やっていないですよね?

もしかしたら、移民でも受け入れる気なんでしょうか?
ということで、タイトル回収。

『中国は、アジアのアメリカになれるのか?』

まぁ、結論から言うと、どこもアメリカには なれないでしょう。
原住民を限りなく減らし、何もない場所に色んな人が一気に押し寄せる。
でもって、歴史と呼べる歴史がない。
その前提があってはじめて、ああいう多民族国家が形成出来た気がします。
それに近いのは、オーストラリアですかね。

歴史ある場所だと、何かにつけて「過去」が抑制してくるでしょう。
何かの実行に際し、抵抗勢力生まれやすいという意味で。

ソフトウェアのローカライズのように、いろんなところで配慮が求められ、その配慮の意義を見出せない人は、成功しづらい。
それが停滞を生む……。
停滞は、入りづらさにもなる。

そもそも、ゴールドラッシュを夢見てカリフォルニアに渡ったような理由が、今の中国ではシンセンくらいにしかない……かもしれない。
利点は、好き勝手に、スピーディーに開発できそうってところ。

逆に、多くの人が今の香港を見て「厄介さ」を感じれば、移民という選択肢を失う……。

そうなったら、次の一手は拉致かもしれません。

youtu.be

臓器売買の話をする人もいますが、柳澤伯夫氏が言うところの「産む機械」を欲し、洗脳できる年齢を狙うとしたら、怖いですよね。

「外人嫁」を欲するなら、イケメン中華アイドル男子でもアピールして、イメージ向上から始めれば……。
無理ですね。
時間がかかり過ぎますし、そういうエンタメを一党独裁の状態で作れるとは、とても……。

とすれば、単純に「労働力を補う」という発想へ……。
使い捨て前提のブラック求人をバンバン出し、雇用条件では嘘てんこ盛り。
で、最終的には冷凍庫……。

www.afpbb.com


う~ん……。
他国がどう動こうと、この辺の“性質”みたいなものは揺るぎようがなく、故に強権による統一的な支配か……。
あるいは、より細々とした状態での乱立しか、歴史的にあり得なかったような気さえしてきます。

なんか、着地点が見つけられない展開になってしまった。

* * *

そういや、一人っ子政策のとき、「隠された二人目」が少なくなかったとか。
生まれたことを内緒にして育てたってケースです。
だから、公表されているよりも人口が多く、正確な数は誰も知らないという……。