メモ書き

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中国は、何をしたいのか?

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やっぱりというか、何というか、動きが早すぎて言葉を失う。

突貫工事で病院を建設するくらいのスピード作業。

どうして、そこまでするのか。
中国共産党への批判は許さないという意思表示か。
それとも、海へ出るための足掛かりがほしいのか。

共同声明に違反し、反感を買ってまで?

「そもそも、アヘン戦争が~」という話は、この際 どうでもいい。
単純に、香港の経済というメリットまで捨てて、「香港国家安全維持法」を取る理由がわからない。

デメリットの方が大きい気がするんだけど、それよりも国家のメンツが大事に見えてしまう。
いや、そのくらいの強権を見せないと、あの広大な土地を抑えられない?

だとしたら、間違っても勢力は一枚岩じゃない。
くっついているようで、実は剥がれやすいベニヤ板。

なんか、軍も好き勝手やり始めたという話もちらほら耳にする……。

前に、他国を攻撃して焼け野原にしたところで、奪う物もなくて利益がないから、今の時代の戦場は電子の海とか書いたけど、それには大前提がありました。

それが「普通に考えて」というもの。

普通の定義は脇に置いておくとして、世の中には「普通に考える」が通じない人もいます。

……というのを、昨日の映画の感想を書きながら思いました。

「この宗教を全世界に広めなくてはいけない」という狂気が起こした戦争は、まさに それ。
他人が別の価値観を持っているのが普通なのに、それが許せないという異常さ……。

カルト集団が「これは聖戦だ」と言い、無差別殺人をやらかす意味不明な思考回路……。

まともな神経じゃないから、争いを起こす。
そして、誰も得をしない。

争いによる副産物にだけ目を向け、「成果」と呼ぶには痛すぎる犠牲がそこにある。
だから、得はしていない。

もしも、「今でも残る四大文明は、わが国だけ。それは、世界の覇権を取るべきなんちゃら」みたいな思想に指導者がなっていたら、「世界は奪われるのを待っている」という錯覚に陥っているかもしれない。
それは、開拓していない土地が目の前にあり、耕せと囁いていると、本人的には感じていることでしょう。

あっちも耕せ、こっちも耕せ……。
そうやっているうちに、あちこちから睨まれ、至る所に火種を撒き、目が届かないところで新たな権力者が台頭し、空中分解が始まる。
強く押すほど、反発は強まるもの。

多くの国が統一しては分裂し、また統一されては分かれてきたように、領土が細かくなることも?

てか、「今でも残る四大文明」と書いたけど、文明って結構な数が同時多発的に興ったような……。
でもって、モンゴルにぐわあ~とやられたり、別の地域と混ざったりと、純粋なそれは残っているのかっていう気も。

* * *

本当に何がしたいんだろう?

単純に考えれば、“国内の制御”であり、“情報統制”かもしれないけど、それで香港の価値を失ったら、損をするんじゃないかっていう……。

確か、香港の土地って高いよね?
その近辺に比べ、「制度の違い」という売りがある分、値が張ったはず。
まずは、そこの暴落……。
貴重な人材の流出……。
経済的な意義の喪失……。

価値を失った街を統治したところで、嬉しいのかな?

逆に、損をしたと思いたくなくて、「貴重な足掛かりを得た」とか言い出して、海洋進出にGOするかも。

それに関するアメリカの答えは、米軍がドイツよりアジアへってヤツ。

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一帯一路の海洋ルートを封じられたら、陸路で手薄になったドイツにでも、向かうんだろうか……。
親中らしいしね。
ゴールは、仲良しになったイタリアかな?

前に、誰かの「私の大好きなイタリアが、大変なことになっている」というブログを見ました。
記録としては興味深かったけど、感染症の隠ぺいに対する中国批判を「ヘイト」扱いしていて、「?」な感じでした。
「EUに支援を断られたイタリアに、物資を届けたのは中国よ」みたいな感じで、その国を批判するのは許せないって気持ちなんでしょう。
いやぁ、それもこれも政治なんだけど、「自分に優しい人は、いい人」みたいな論理なんだろうなぁ……。

いつもは厳しいのに、たまに優しくされると、「あの人の良さを知ってるのは、自分だけ」と思い、深みにはまっていくタイプに見えます。そういう人を見ると。

でもまぁ、そういう人がいるから、変な人も子孫が残せるんでしょう。
「あの人、よく結婚で来たなぁ」という謎カップルは多いですけど、そうじゃないですよね。
同じ次元で物事を捉えられる人が出会えば、くっついちゃうくらいの話。

あぁ、話がズレた。

でもって、書くのに飽きてきたので、この辺でやめておこう。