「JT」のことを書いたとき、ESGをスルーしていたなと思い、改めて調べながら書くことに。
ざっくりと、「良い環境づくり」に反する銘柄には投資しない。
そんなムーブメントだと思っていました。
以下は、大和証券の説明。
EGSは、環境、社会、企業統治の頭文字。
環境に配慮し、社会に貢献し、収益を上げつつ不祥事を防ぐ……。
世界の投資額の26.3%は、EGS投資。
GPIFも、増やしていく傾向にある……。
そんな感じ。
「JT」に関して言えば、煙草を扱っているので、完全に対象外。
大きなウェーブに乗ることはない。
だから、下がり続けているかもって話。
ESG指数を出しているので、そっから探す人の目に留まりやすい側面もあるでしょう。
で、その指数の中身をGPIFの資料で確認したわけです。
以下は、その資料。
E 環境:テーマ指数 継続審査中
S 社会:女性活躍指数
G ガバナンス:該当なし
女性活躍指数だけ……。
MSCI 日本株 女性活躍指数(WIN)とあります。
このMSCIは、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルが算出・公表する指数でしょうかね。
なんか、女性活躍銘柄になってますね。
以下は、2019年時点のそれ。
女性活躍指数におけるウェイト、性別多様性スコアがあります。
MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数でも見ているようです。
こちらも指数におけるウェイト、そして格付けがあります。
あと、FTSE Blossom Japan Index。
なんか、思っていたのと違いますね。
もっと、環境系が全開かと思っていました。
「イオンのサステナビリティ基本方針」みたいなイメージで、「脱炭素社会の実現」「生物多様性の保全」「資源循環の促進」とか書いている感じかと……。
* * *
まぁ、何にせよ、株も投票みたいなもの。
その企業が成長することで、“人の暮らし”がよくなるところに出資し、企業活動を支援していく。
良い企業を潰してしまっては、世界的な損失。
そんなことを思った次第です。
「安いから買う」ではなく、「好きなものを買う」のと同じ。
残ってほしい存在を選ぶように、値段ではなく商品で選ぶ。
生産者で買う。
地方の付き合いとして、親戚の米を買うようなもの。
と言って、どれだけ伝わるか……。
さて、昨日のピックアップには、そういう企業はあったでしょうか。
会社の所在地を書いたのは、地元の企業があったら……。
そんな思いもあったのですが、やっぱ本社は東京だよね。