メモ書き

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責任を果たせる説明方法

「説明責任を果たしていない」と言われない説明スタイルは何か、考えてみました。

【ポイント】
・わかっている点と、わかっていない点を明確にする
・主張と根拠をセットで話す
・前提が変われば、意見を変更すると言う

「今、わかっているのはAとBに関連性があり、Cを行えばBが減少するということ。Aの増加が問題となっているので、Cを行います。Bが減少し、関連性のあるAも減れば、問題が収まります。収まらない場合は、次の対策を実施します」

というもの。

やってはいけない説明は、批判。

質問者「Cに効果がないって声もありますけど?」
回答者「Cを行うことに価値がないって奴は、頭が悪い」

これでは、Cを行って結果が出なかった場合、主導権が「C不要説」論者に移りかねません。
「C不要説」論者が他に有効策を考えていて、それが妥当な判断ならいいですが、反対するためにでっち上げた「なんちゃって理論」なら、相当ヤバいです。
さらに、その「なんちゃって理論」が、自分が儲けるための理屈だったら、もっとヤバい。

それに、批判した側も、された側も、一度でも感情的になってぶつかると、相手の意見を取り入れたくなくなるもの。
他のすべてを犠牲にしてでも、相手を痛い目に遭わせたい。そんな衝動に駆られるかもしれません。

なので、相手が主義主張を変えやすいよう、逃げ道を用意しておくことが、大事だと個人的には思うのです。

うまくいかなかったら、「失敗した!」と騒ぐのではなく、「うまくいかない方法を1つ見つけた」くらいの捉え方ができる精神状態。
それを維持するのを最優先にする。

その方が物事が建設的に進むんじゃないかと思ったというメモです。

まぁ、特定の存在を批判するのがテーゼになっている場合、永遠に説明責任は果たされないでしょうけど……。
「説明不足」の明確な定義が無いので、誰に対しても使えそうだという意味で。