メモ書き

****

効果があった「注意する」や「お願い」という対処法

昔、学級会で「問題行動にどう対処するか」が話し合われました。

運悪く、その会の司会だった私は、「罰則を設ける派」と「罰則反対派」の間に立つことに……。

層で言えば、「罰則を設ける派=風紀委員的女子」と「罰則反対派=ヤンキー男子」がメイン。
反対派は、「罰の対象となるのは、自分たちだ」という自覚があるので、反対していた気がします。
まぁ、その、そもそも問題行動をやめればいい話なんだけど、そこには目が行かないようでした。
むしろ、「自分たちが攻撃されている」という意識が強いのか、よくわからない文句を言っていたような……。

この話、最終的にどうなったのかというと、問題行動を起こした班の班長が、問題行動を起こした人に「注意する」で決着。
「ダメだよ」と、言うだけなんです。

それで効果が無ければ、再度 議題にあがるという条件付きでの決着です。

何の効力もなさそうな案でしたが、不思議と問題行動が減りました。
これは単なる予想ですが、仲良しグループで班を作っているので、友人に注意されるのも嫌だし、そんな役目を友人に負わせたくない気持ちもあったんでしょう。

お陰で、この議題が再び話し合われることは ありませんでした。

これを今でも覚えているのは、「注意する」案を出したのが自分だからです。

この案にしたのは、単に楽をしたかっただけ。

罰則を設けると、実行する人が必要です。それって、面倒くさいじゃないですか。
罰も決めなきゃダメじゃないですか。決めるとなると、話し合う時間が増える……。
私は、話し合いなんか さっさと終えて、友人とオタク話がしたかったんですよ。
でもって、誰かが注意するだと、誰もやらないから、所属している班単位にした。
自分にとって、一番 楽な道を選んだんですよね……。

そのことを、今になって思い出しました。
キッカケは、身内のパチンコ大好き人間とのやりとり。

昨今の事情を踏まえ、あれこれ論理的に説明してもダメだったのに、「お願い、パチンコをやめて」というメールを送ったら、やめる決意をしたという……。
ただのタイミングかもしれませんけどね。元々、そう思っていたという感じの。

とはいえ、気持ちが入ったシンプルな言葉の方が、届くものなのかなと思った次第です。