メモ書き

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「税収」を捨て、「寄附ランキング」にする

いろんな税があり、煩雑な計算方法で公平性を追求し、それに絡む仕事が用意される。

仮に、税収が1.3兆円増えましたと言っても、その税を集めるのに1兆円かかっていますでは、バカみたい。それに絡む仕事が用意され、そこに利益が絡む人以外は。

税の種類を増やして、運用コストと時間を割くなら、種類を減らした上で公平性を求めたらと思わなくもない。
その公平性にしても、求めすぎてコスト増となり、資金が減るなら本末転倒。

ということで、「税収」を捨て、「寄附ランキング」にするという妄想をしたわけです。

まず、税金をやめます。
財源は、寄附にします。

この時点で、不安定感がすごいですね。予算も組めません。
寄付しない人が大勢出るでしょう。
デメリットしか見えません。

でも、妄想なのでメリットを探します。
収入の多い人や企業を地域別にランキング化し、そこがいくら寄付したのかを発表することで、「あそこ、儲かってるくせに、何も還元してないぜ」的な空気を作る。
それでも寄付しないなら、不買運動に繋がる的な空気です。

大好きでしょ? こういうの。
炎上案件に群がる人とかって。

まぁ、不買運動になったとして、海外で収益を得てるなら屁でもないでしょうが、外貨を稼げるところは貴重なので良しとします。
海外のものを買わないと、やっていけない国なので。

こうして、寄附しないと社会的な居心地の悪さが出るので、見たこともない誰かの目を気にした寄付が行われ、許される額という相場が形成されていく。
業種ごとに利益率や発展性、公共性など、いろんな側面があるので、その事情を知らずに「もっと払え」と言うと、叩き返されるようになると、システムとして成熟した段階と言えるでしょう。

何というか、誰かが言ったところの「小文字の他者」を気にする社会ですね。


特にオチはありません。


ただ、自分の意思で額を決めて払うお金と、自動的に吸い上げられるお金では、気持ちの面で大きな違いが出そうだなと。