昭和30年代あたりに流行ったというメンコ。
流行らなくなった時も「若者のメンコ離れ」なんて記事が書かれたんだろうか。
記事を書く側や読み手の大半が、子供時代に遊んでいれば可能性はある。
遊んでいなければ、一過性のブーム扱いで済む。
「〇〇離れ」記事を書くのは、自分たちが若かったころに当たり前だったものが、当たり前じゃなくなることに、何か耐え難いものでもあるのだろうか。
そこに時代の変化を感じ、自分の人生経験が通用していないことが増えているのを実感するからだろうか。
活字離れは40年以上前から言われているそうなので、「最近の若者は」という人類が繰り返してきた愚痴に続く、“新たな定番フレーズ”なのかもしれない。
話は少し変わるが、変な分類やネーミングをして流行ってる感を作るのも、記事を書く側の得意技。
かつて使われた「しょうゆ顔」や「ソース顔」に、「草食系」や「肉食系」といったもの。
勝手に使い始めて、「〇〇はXXだ」と言い出す。
新たな言葉を生み出せば、そこに需要が発生するみたいな感じだろうか。