私は、頭の中で会話のシミュレーションをすることがあります。
嫌な人に こう言われたら、どう返そうかみたいな内容です。
相手が言ってきそうなことを想定し、うまい切り返しを考えたところで、その通りのやり取りになることはありません。
だいたい、嫌な人は想定外の方向から、不愉快になることを言ってくるので、会話の準備なんてできない。
その場でパッと機転が利き、うまい具合に言い返せたらいいのですが、私は言い返すのが苦手。
というか、相手に非があっても、それをうまく指摘できない。または、指摘するのをためらってしまいます。
たぶん、それは「誰からも嫌われないように」という姿勢、事なかれ主義的な思考回路が、相手の主張を否定する言葉を封じ込めているからでしょう。
まぁ、頭の回転が悪いって可能性もありますが。
理由は何にせよ、脳内会話を繰り返し、自ら気分を害しているのは事実。
自分自身と脳内で会話するのは、マインドトークやセルフトークと言うらしいので、マインドトークの止め方みたいなのを調べ、この悪癖を治そうと思って当メモを書いています。
・浮かんでくる言葉をメモする
・やめることを考えるより、それは自分ではないと自覚する
・マインドフルネス瞑想をする
・運動をする
「考えるな」という想いは、考えていることを意識しているのと同じなので、「考えているんだなぁ」と認識して、その想いをどこかに流す感じにするのがいいのかも。
嫌な思い出を繰り返し蘇らせ、マインドトークするのは、同じ不快さを繰り返さないため。
でも、繰り返してもいいじゃないか。
うまく切り返せなくてもいいじゃないか。
自分は完璧じゃないし、理想の切り返しができたところで、相手が逆切れするだけもしれない。
取り敢えず、そう思うことにしようというのが今のところの結論。
不思議なのは、マインドトークの対象となるものの変化です。
以前は、もっと大きなことで悩んだり、苦しんでいたりしていて、そのときには大したことじゃないと思っていたのに、その大きな悩みが解消されると“大したことじゃなかった悩み”の存在感が増している気がします。
それまでは仕事が最大の悩みだった。
それが仕事を辞めて人間関係が家族主体になると、身内の行動が一番の問題になるといった感じで。