メモ書き

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EVはブランド時計化する? 作る資源と価格の話

ただの調べものです。

* * *

日産の主力EVであるリーフは、車両価格はこれまでの370万9200円~480万5900円から、408万1000円~583万4400円(オーテック除く)へと値上がりした。値上げ幅は、およそ37万円から103万円だ。

web.motormagazine.co.jp

あっちこっちで作れば、同じ材料が消費され、その材料の需要が増すのは、わかりきったこと。
EVの車体原価の3分の1が蓄電池なら、値上げの理由もその辺でしょう。
蓄電池の原材料には、リチウムやコバルトがある模様。

電気自動車(EV)は、バッテリーに電気を貯めて、モーターで走行します。このバッテリーは、一般的にリチウムイオンやニッケル水素混合の蓄電池を使用しますが、原材料となるリチウムやコバルトが不足しています。
<中略>
車載バッテリーは、7~10年使用すれば蓄電容量が低下し、交換が必要になります。2019年に走っている自動車であれば、2030年前後にバッテリー交換時期にさしかかります。そのときまでにリサイクル&リユース体制の構築が求められます。

www.keyence.co.jp

コバルトの価格は、チェックした時点で平均価格 2,420円。
1年前は、2,067円。
次の4月には1,556円まで下がってるね、これ。どう見たらいいのやら……。

kakaku.com

続いてリチウム。
5年くらいのスパンで見ると、2020年代が一番低くて43436……いや、カーソル合わせづらい。直近の高値は、603102くらい。桁が違う。

jp.tradingeconomics.com


別に、値上げしても車の買取価格が高いなら いいんでしょうけど……。

車の状態や売り先にもよるでしょうが、取り敢えずの参考として個人の体験談から。

「Honda e」走行距離2,500km 買取価格430万円 補助金最大80万?
1年前の動画 買取先のURLあり

youtu.be

 

「e-NV200」走行距離48,000km 
買取価格 A社130万円、B社100万円、C社120万円

youtu.be

相場観がないジャンルなので、どう評価したものか……。
というか、1年前って半導体不足で新車の入荷待ちが言われていたころか。こりゃ、参考値としては微妙かも。

高値の買い取り額を示された人も、別の動画では難点を話していました。
まぁ、だから売ろうと思たのかもしれないけど。


* * *

それはそれとしても、資源は欲しい分だけ無限に手に入るわけじゃない。
採掘技術や生産量という視点で見る“年間いくら”という数値のほかにも、埋蔵量というMAX値の議論もある。
まぁ、宇宙船地球号にある分しか、素材はないわけなので。

なもんで、資源にありがちな「枯渇する・しない論争」は今回もある上に、環境破壊懸念もあるという……。

toyokeizai.net

枯渇論争を見ると、どっちサイドか……と邪推したくなるのは、なぜなんでしょうね。
限りがあると見せた方が、希少性が増して値段が下がらないと思うから?

環境破壊に関しては、前にも触れたような気がする。
でもって、人権意識が希薄な国に鉱物があるのは、まるで その意識の低さを利用しろと、宇宙船地球号が言っているかのよう……。

att3200.hatenablog.com

 

att3200.hatenablog.com

Spaceship Earth
地球上の人類が共存か共滅かという共同体的な宿命をもつにいたったことを示す隠喩として,アメリカの経済学者,システム論研究家 K.ボールディングらによって使われはじめた言葉。

kotobank.jp

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資源という制約があれば、生産数にも制約がある。

2021年の世界全体の四輪車生産台数は、前年より3.1%増加して8,014万6千台となりました。

www.jama.or.jp

 

自動車に搭載されるリチウムイオン電池は、ノートパソコン用の約100倍のリチウムを必要とし、 もし現在地球上に存在する10億台の自動車がすべてリチウムイオン電池の電気自動車に置き換わるとしたら、 たちまち現在の石油同様、枯渇の不安と背中合わせの”希少資源“となってしまいます。
そこで注目されているのが、海水からリチウムを抽出する方法です。 海水中には約2300億トンものリチウムが溶けていると推測されており、 日本、韓国などで効率よく海水をろ過する技術開発が進められています。 

www.shimadzu.co.jp

ここで、新たな資源獲得方法に投資するのは賢明なのか?
それとも、勝負から降りるポイントと見るか……。

あるいは、来るべき日に備えて『バッテリーのリサイクル&リユースの会社』に投資するか。

投資という視点で見ると、そういう感じ。

仮に「これからはEVだ」と言って、大きなミニ四駆を作る会社に資金を投じたところで、参入障壁が低くて色んな家電メーカーが作るようになったら、その分だけ競争過多になって利益も微妙に。

であれば、優位性を持ったところを見つけ出したいもの。
まぁ、そういうのを見つけたところで、私は自分を信じれずに行動しないけどね。

半導体も、需要が大きいのはどこなのかを見失い、最先端を追い求めて「高いから、要らないよね」ってなった後は怖いので、どっちにしろ必要なシリコンウエハーの製造メーカーあたりをチェックしておくようなノリ。
ゴールドラッシュでツルハシを売るような感覚。

* * *

と、ここまで書いたところで、話は一転。
ガソリン車を販売しないようにするとなれば、終の棲家のごとく、最後の一台として長く使える車を選ぶんじゃないかと。

だって、その方がコスパいいでしょ?
数年後には、バッテリーを替えなきゃダメな車を買うより。

そうなると、どこが選ばれるのか……。

carview.yahoo.co.jp

日本車を倒そうという予定だったはずなのに、最後のガソリン車&ハイブリッド車を求めてしまうんじゃないか……。
電気代も高いし……。

そういう可能性もあるわけで。

何というか、液晶から有機ELへと言われても、技術的に成熟して安い液晶を買うよね、みたいな? それに近いところも。

xtech.nikkei.com


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環境、環境、環境……言ったところで、困れば定義を代えてくる。

 

www.bbc.com

自分の不都合さには目を向けず、他者の批判に終始するじゃない?
で、律義に続けてるのは日本だけという状態に。

image.itmedia.co.jp

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変革期には問題点は出るもの。
みんなで克服していくターンという認識をしたところで、問題自体が消えるわけじゃない。

消費者が買わなければ、そこで試合終了。

「車離れ」とか言ってる時点で、投資先としては微妙さが漂う。
若い人たちは、今まで以上に自分が交通事故を起こすリスクを懸念し、乗らずに済む生活を送りたいんじゃないか……という理由を否定するデータでもあれば、話は変わるけど、小さな失敗すら嫌う傾向を見かけるほどに、マインドとしてアレかなと。

この離れ具合を見て思い出したのが「ブランド時計」だったので、タイトルに入れた次第。

スマホあるから、時計は要らないよね」
「ブランド品って要る?」

それと同じように車も見られる。
車社会の田舎はさておき、いや車社会だから「出ていく」のだと気づかされる時期かもね。

でもって、ETA社のムーブメントですよ。

www.komehyo.co.jp

カルティエの時計、素敵」
「やっぱ、オメガの正確性は……」
「シャネルの動きが……」

言うたところで、機械部分は同じ。
ガワだけ違う。

車のメーカー名でああだこうだ言っても、最終的には「どのバッテリーメーカーが、一番まともか」みたいな結論になり、ETA社みたいな存在が決まってしまう。

それでも、デザインの美しさがどうとか、駆動系がどうとか、一体成形だから修理しづらいボディがどうとか、そういうのに価値を見出して、謎のレア感だけが後世に伝えられ、アンティークのブランド時計のように……。

そんなことを思ったというメモでした。

36kr.jp

2023年の「世界10大リスク」に、話題性が無い

昨年末に「ある意味、想定通りの2022年?」と題して、イアン・ブレマー氏率いるユーラシア・グループが年初に発表する「世界の10大リスク」を振り返りました。

att3200.hatenablog.com

2023年は、どんなリスクに“気づかせて”くれるだろう。
そう思って見てみたら……

今年の世界10大リスク、1位は「最も危険なならず者国家」ロシア

www.yomiuri.co.jp

「知っとるがな」という内容でした。

1位は、ロシア。戦争してるし、そうでしょうね。
2位は、習近平。去年のゼロ・コロナの続き。今さら大きなミスの可能性を言う? でも、リスクなんだから仕方がない。
3位は、人工知能。自動生成される偽情報? いやぁ、人間が作ってる偽情報の方がヤバいでしょ。
4位は、インフレ。これも、みんな知ってる話。
5位は、イラン。風紀警察とデモね。
6位は、エネルギー危機。
7位は、健康や教育に関する指標の低下。インフレ、戦争とくれば、飢えと貧困ですからね。
8位は、米国の分断。政治的暴力のリスク……って、アメリカの日常じゃないの?
9位は、米欧の過激なZ世代。なんか、キレる17歳みたいなノリだね。
10位は、水不足。

何というか、ニュースで流れていることばかりなので、おさらい感がありますね。
昨年の危機的ニューストップ10みたいな?

中国が南シナ海全域で、海底から大量の「砂」をかき集めまくっている理由

www.newsweekjapan.jp

水不足で思い出したけど、砂不足で海底からごそっと取り出し、その辺の地盤が崩れて……という問題もあるよね。

無秩序な砂の採掘でメコンデルタが危機、ベトナム

natgeo.nikkeibp.co.jp

こういう危機から始まる連鎖……。
例えば、アラブの春から内戦へ、そして難民問題というような繋がり。そんな危機の連鎖を“指摘してくれる”を期待をしていた身としては、知ってる情報だけでガッカリ。

www.jica.go.jp


ほかにも、農業肥料の輸出国が戦争をはじめ、その影響がどう出てくるのかとか……。
そういうのをリスク情報として知りたかったですね。

何を期待しているんだと言われるかもしれないけど。

* * *

地政学で言えば、ラチン回廊あたりとか?
あの辺にもガスのパイプラインあるけど、あれが止まるとどこにどう影響が出るとか……。

「BTCパイプライン(バクー・トビリシ・ジェイハンパイプライン」
アゼルバイジャンカスピ海からトルコ領地中海までをつなぐ石油パイプライン。

imidas.jp

 

アルメニアによると、アゼルバイジャンは、ナゴルノカラバフとアルメニアを結ぶ唯一の陸路「ラチン回廊」を封鎖した。食料や医薬品が止まる人道危機を招いており、パシニャン氏はロシアの部隊が「『ラチン回廊』管理という義務を果たしていない」と訴えた。

www.jiji.com

 

親露アルメニアとも溝 不信感募らせ ロシア、同盟の求心力低下

mainichi.jp

日本にとっては、耳にする頻度が高い地政学リスク「北朝鮮のミサイル」にしても、発射位置が増えている点をどう見るのか。
どこからでも打てるように実験が繰り返されているのに、「今季〇号」とかSNSで語ってる状況は……。どこがフェアゾーンかも わからないのにね。

まぁ、何というか、適当に騒ぐだけの人しか、SNSをやっていないという可能性も……。
忙しかったら、投稿している場合じゃないしね。金ももらえないのに、発言に絡むリスクだけはあるし。
こんな金にならないブログ書いてる時点で、人のことを言えた義理じゃないけど。

* * *

SNSで思い出した。

これねぇ……。
出典元が不明なので、あれだけど。過去の発言がねぇ……。

私は、世界の軍隊の制服をすべて、ピンクや赤にしなさいとも言ってるんです。ピンクにしたら、戦う気がなくなるでしょ。ヘルメットにお花をつけるとか、花柄模様にするとか。軍服がカラフルになれば、きっとみんな戦意喪失しますよ」

jisin.jp

前線の兵士は、必ずしも相手の姿を確認して戦ってるわけじゃないし、そもそも戦争自体の命令を下すのは前線の兵士じゃない。相手の服で命令無視する?
その時点で無意味だし、色んな意味で問題あるよね。

戦争にもルールがあるわけで、上の内容だと「便衣兵」を推奨してるのかってなる。

ジュネーブ条約やハーグ陸戦条約の戦闘員の項目がどうとか、そういうとこまで言うのもアレだけど。

便衣兵(べんいへい)とは、一般市民と同じ私服・民族服などを着用し民間人に偽装して、各種敵対行為をする軍人のことである。

www.weblio.jp


自分が争いの渦中にあったら、下記のような感想になるでしょう。

 

 

戦争当時に生きていたからと言っても、その戦争を俯瞰して見れていたわけじゃない。
その考え方は、戦後の報道や空気感によって形成されたもの。

www3.nhk.or.jp

「でも、戦争を知る語り手は……」

昔の戦争じゃなく、現代の戦争を知る語り手は、海外にいる。
残念ながら、少なくはない。

昔の語り手より、今の語り手の方に、耳を傾けるべきじゃない?
これからを生きていくのなら。

刺身の良さが、わからない ~体験的味覚の話~

刺身の値段を見ると、「この金額を払うなら、もっと美味しいものが食えそう」と思ってしまう。
そんな話。

味覚なんて、人の好みの問題。
言ってしまえば、それまでだけど……。

日本人が「香り松茸味しめじ」と評価したところで、海外の松茸評価は「靴下の臭い」だったりするのと同じ。

まぁ、海外じゃ同じ食材を扱っても、管理が違うからね。
鮮度の維持とか、そういうので差は出てるかも。
「毒を抜いてまでフグを安全に食べようとする国民性」を無視して考えちゃダメだよね。美味しく食べることへの執念と言うかなんと言うか。

* * *

それを踏まえての個人的な味覚の話。

身内に、刺身にこだわる高齢者がいる。
高い金を出しても、良い刺身を毎日のように食いたい。そういう人。

それが、わからない。

ぶっちゃけ、私は「美味しいものを食べる必要性は無い」という考えだから、理解できなくて当たり前かも。
同じ一食なのに、高い料理に金を使ってバカだなとか、飲み屋に金を落としてバカらしいとか、そういうことを考えてしまう……。

一方で、年末に書いているチョコレート・レビューのように、費用対効果に見合わない食費もある。
これは、何か新しいことをしないと、何の発見もない毎日が続きそうで怖いから……かもしれない。
そういう意味で、日々の刺身にこだわる身内とは違う気がする。

なんで、刺身にこだわるのかと言えば、それがメインディッシュだからだ。
刺身は、必ず飲む晩酌のお友。酒の肴であり、ご馳走。

それだけ?

違うでしょう。
執念には、譲れない体験がつきもの。

それは何か。
たぶんね、冷蔵庫の登場だと思う。

昭和30年代、「白黒テレビ」・「電気洗濯機」「・ 電気冷蔵庫」という3種類の家庭電化製品を、歴代天皇に伝えられた宝物になぞらえて「三種の神器」とよびました。

https://www.rekishikan.museum.ibk.ed.jp/10_kanndayori/documents/suihannki.pdf


毎日の刺身を楽しみにする高齢者が、若いころから刺身を食っていたのかと言えば、それは違うでしょう。

鮮度が大事な刺身が、一般家庭の食卓に上がるには、冷蔵庫が必須。
山奥に住む民にとってはね。

昔は「塩漬け」だの「なます」だのでしか見なかった魚が、生で食えるようになったことは、人生における一大イベントだったのかもしれない。

刺身は、革命の味。
豊かになった象徴。
それを毎日食う贅沢感……。

これが刺身を買う理由なんでしょう、たぶん。
好みとか以前に、記憶に焼き付いちゃった体験的味覚。

強烈な体験を伴わない美味しさを後で知っても、その体験的味覚でしか味わえないものには及ばない……かもね。


* * *

ってなことを考え、自分にとっての体験的味覚は何かに思いを巡らせてみる。

わかりやすいのは、給食。
給食を食べられるお店とか、そういう体験的味覚の強さからくるもの。

www.6nen4kumi.com

「戦時中のすいとん」も、ある意味においては、そうなのかも。

でもって、自分にとっての刺身はハンバーガーなんだろうなと。

いやね、田舎ってハンバーガー屋ができるのが遅いわけですよ。
マクドナルド」の日本1号店が銀座にオープンしたのは1971年だけど、地方は20年以上あと……。いや、言いすぎか。

地方における最初のハンバーガー屋って、ドムドムなのよね。
あるいは、ハンバーガー自販機。

ちょっと失礼な言い方になるけど、テレビで見るハンバーガーと比べると、どこかパチモン感があった……。
だから、テレビドラマやアニメで見たハンバーガーが地元に来た時、行ける日は結構な頻度で行ったような気がする。

ハンバーガーは、田舎民にとって“都会に手が届いた気がした体験的味覚”だった。
そんなところかな。

だからって、今も食う頻度が高いかって言ったら、限りなく低い。
月に一回でも食べたら、食べた方になるくらいに。

* * *

上の世代は、どうしてダサいファッションを好むのか……。
それは、着ている本人がナウいと思っているから。
だって、その服が流行った頃から、服を買い替えていないんだもの。

ってな説を思い出し、体験的味覚も似たような話かと思ったけど、違うかな。
そもそも、服は買い替えてるよね。
食材を買いに行ったついでに、その辺に売っている謎ブランドの安い服を……。

だから、ナウいとか関係ない。
その辺にあったから着てるだけ。

オサレな服がどこに売っているかとか、もはや興味が無い世代になれば、情報の更新は行動範囲でしか起こらない。
いつも行く店で、いつも買うものを買い、いつもの道を いつもの時間で行き来する。

この繰り返しが、美味しさの頂点として、刺身をトップに居続けさせるのかも。

別に、好みの問題だからトップでも構わない。
私も、一人暮らしをしている頃に、なんだか無性に食べたい気がして買うこともあった。

ただ、肉類にも言えることだけど、言うほど「旨いかな? あれ」と、今となっては思う。

適当なサイズの肉を買ってきて焼いて食ったところで、食感はモサモサして良いとは思えないし、噛み切りにくいうえに歯の隙間に挟まったり、匂いも微妙で何だかなと。

とはいえ、A5ランクの松坂牛のハンバーグを食ったときは、そういうのなかった。
むしろ、肉なのに、ふわふわしていて、かつ弾力もあるのに驚いたし、ずっと噛んでいたくなる満足感があった。
油を敷かなくても、勝手に中から出るから良い焼き具合になるのも驚いた。

そういうレベルじゃない肉の話。

* * *

結局のところ、毎食 納豆とご飯で構わない人間が思うことでしかない……。

「美味しいものを食べる必要性は無い」が、私の基本。

一方で、必要性がないことをするのも、また人の在り方。
遊びなんて、そう。
ブログを書くのも、そう……。

そして、必要性が無いのに、鮮明に残っている記憶もある。
味に関する記憶も、そのひとつ。

たまに、思い出の味として、勝手に蘇ってきては、「もう一度、食わせろ」と無理なことを言ってくる。

東京にいた頃の食事を今になって思い出すのは、何でかな。

以下は、そのうちのいくつか。

点心拉満 スタミナ飯

tabelog.com

タブチ 揚げ物

tabelog.com

大盛軒 鉄板焼

tabelog.com

東新宿食堂 定食

tabelog.com

信州屋 新宿南口店

tabelog.com

お食事処 三福 日替わり定食「〇十」

tabelog.com


真っ先に思い出すのは、食べログに載ってない店。
おばちゃんが一人でやっていた定食もある喫茶店
あの人、元気にしてるだろうか……。

「欲望の資本主義2023 逆転のトライアングルに賭ける時」の感想

2017年から新春恒例、異色の経済教養ドキュメント。

www.nhk.jp

その感想。

att3200.hatenablog.com

* * *

この番組の感想で書くのもなんだけど、いわゆるコロナ禍が終わったんだなと思いました。

今も感染者がって? もはや日常なので、敢えて“禍”と呼ぶこともなく……そんな意味合いで。

どの辺に終わりを感じたのかと言えば、インタビュー先。
今年は、海外の経済学者などに広くインタビューできています。
それだけ動けたんだなと思うと、変わったんだなと。

去年なんか、マルクスを学んでる学者がメインだったりして、経済番組で それはないよ……ってのがあったんだけど。

今年のメインテーマは、ある意味でインフレだから、去年とメンツが違うと言えなくもない。とはいえ、相変わらず思想色は強めでした。

気の毒なのは、世の中の変化が早いので、制作時点で「為替がぁ~!」とやれないこと。
2022年は、1月が1ドル115円台、10月に149円台、12月に131円台という揺れ動き。番組が作りづらいだろうなと思って見ていました。

インフレで物価の話をするとなると、わかりやすい解説が必要です。

需要と供給のバランスの話あたりは、ぶっちゃけ高橋洋一氏あたりを呼んだ方が わかりやすかったかもね。
制作サイドの政治思想的に、好まないのかもしれないけど。

youtu.be

まぁ、彼を呼ぶのが嫌なら、バーナンキ氏あたりへのインタビューを……。
いっそ、来年のメインに。
来年は「軍事と資本主義」とか、やってそうだけど。

ノーベル経済学賞バーナンキ氏、実証と実行が後の理論を先導

business.nikkei.com

そういや、経済番組なのに、ノーベル経済学賞関連はスルーされるよね。
なんで?
ノーベル経済学賞は、ノーベル賞じゃないから?
※正式には、アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞。他の賞はノーベル氏の遺言でスタートしていますが、こちらは後でスウェーデン国立銀行が提案。

日本では“潰された”「電波オークション」がノーベル経済学賞を受賞

news.1242.com


* * *

 

見終わって印象に残っているのは、世界の人口予測。

番組内では「フローニンゲン大学 Argus Maddison Project Database 2018」のデータをもとに、世界の総人口をグラフの縦軸に、増加の前年比を横軸にして出していて、視覚的に逆戻りを意識させるようで……まぁ、いいや

ピークを迎えた後に減少に転じるなら、世界的な人口オーナスとなり、投資は陰っていくでしょう。
が、個人的には死んだ後の話。

人口は増えているけど、それが経済に大きな影響を及ぼさない貧困層に限ったことだとしたら、想定よりも経済縮小ムーブは早まるけど。

だとすれば、今後のトレンドは金持ちのニーズを探ること。
金持ちの1%支出と、1000万人の貧困層の1%の支出。その差が大きくなるほど、ビジネス的にターゲッティングされるのは、どちらかって話。

番組内で扱った過去の「大量生産による需要調整が、インフレを抑える」とは、また違った論点があるわけですが、そういうのを論じるターンでもないか。

サッチャーが生んだ分断にもスポットが当たっていましたが、個人的には再び大英帝国をという気運に、再びソ連の領土を渇望する誰かを見ました。
過去の栄光ってヤツですね。

今がダメだと、昔は良かったを言い出す。
意識が過去に向かい、指標が過去なので、現実に合わないことをしがち。後ろ向きじゃ前は見えない。

成功体験が人を狂わせ、その成功パターンに固執し、失敗パターンを形成する感じのは、日本のオイルショックの経験がどうと語られていたかな。
なんか、違和感があったけど、この辺の頃の話を知らないからなぁ。そこまでは。

適当に書いて、専門家に突っ込まれることは避けたい。
まぁ、誰も読んでない想定で書いているけど、自分が振り返り見る予定ではいるし……。

* * *

あと、気になった単語は「イルム」と「森嶋通夫」くらい。

前者は何だろう?
知識を意味するアラビア語かな?

あまり気に留めずに見ていたせいか、単語しか覚えていない。

後者は、海外でも評価された日本の経済学者。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0B3GPBZJD

https://www.amazon.co.jp/dp/B000J74RSA

番組の構成としては、いろんな人に好きなように今後の経済を語らせ、取り敢えずのまとめを用意した感じ。

それが“日本への助言”としての「アジア諸国と仲良くね」でした。

う~ん……。

人間、勝手なもので、まとめがなければ、テーマが無いと言い。
取って付けた終わりを見せられると、いっそインタビュー特集だけにして、ご自由にお考え下さいが良かったと言いたくなる。

そんな感想を抱いた次第。

タイトルになっているトライアングルは、ペストフの三角形だったかな?
あまり記憶に残っていない……。頻度は高かったけど、ぼんやりしたイメージ。

www.dir.co.jp

* * *

イギリスの産業革命は「石炭」で、からのアメリカの「石油」への転化。
動かすエネルギーに応じて、社会は変わっていく。
逆に、古いエネルギー設備が充実した国ほど、それが足かせになって次に移行しづらい。その辺を突いても良かったような……。

となると、太陽光とか風力とかの話になって、その原材料は中国が~と。
特に銅が枯渇するって話は、混迷の世紀 「2023巻頭言 世界は平和と秩序を取り戻せるか」でやってたね。

www.nhk.jp

その番組を含め、最近のNHKの放送はキューバ危機や核軍縮に触れる内容が多くなった気がする。
でもさ、ゴルビープーチンじゃ、だいぶ違うでしょう。

いわば、戦争を始めた無敵の人、かつ陰謀論者を相手に、ヒトラーに譲歩したミュンヘン会談を繰り返せば……。

ロシアのプーチン大統領ウクライナに侵攻するに至る予兆はいつからあったのか。過去の米政権で対ロ政策を担った元高官たちに取材をすると、複数の人物が2007年のドイツ・ミュンヘンでの出来事を挙げた。

www.asahi.com

いや、ほんと、ミュンヘンは鬼門だね。

* * *

資本主義を語る時、新しい資本主義を模索したりするけど、既にあるんじゃないの?

誰もが資本と呼んでいないけど、価値を認めているような何かは。

人によっては「いいね」至上主義だったり……。

www.jscore.co.jp

あれこれ書いたけど、忘れちゃいけないのは、よく批判されている「大量生産・大量消費」が物価を下げていること。
あれもこれも手に入っているうちは、工夫でより素晴らしい世界とやらを実践できるように見えるけど、誰も作らなくなったら速攻で終わっていく。

物事の良い面だけを見て語り、悪い面だけを見て語り……。
ってな話をしていくと、思想強めで経済から遠ざかっていくね。

経済オンリーで語れる知識が無いと、こんなもんなんでしょう。

* * *

【追記】
オイルショックの教訓として、輸入先の分散に触れず「気分」で話を進めたのは、マイナスポイント。

原油は中東地域に約90%依存しています。LNGや石炭は、中東地域依存度は低いもののアジアなど、海外からの輸入に頼っています。

https://www.enecho.meti.go.jp/about/pamphlet/energy2021/001/img/q1_04.png

www.enecho.meti.go.jp

 

分散と言っても、中東に集中しているけど、ロシアに極振りしている国とは違うから、インフレ度合いも違う。

2021年のドイツの1次エネルギー消費量構成のうち、石油は31.8%、天然ガスは26.7%、石炭は8.6%と化石燃料で6割を超えた(添付資料表参照)。これらは、ロシアへの依存度が高い。記事によると、ドイツは2020年に、石油34%、天然ガス55%、石炭45%がロシアからの輸入だった。特に、天然ガス国内需要の9割以上を輸入に頼り、加えて輸入の半分以上をロシアに依存していることになる。

www.jetro.go.jp

2022年、買ってよかったチョコレート

昨年、同じ内容のを書いていたので、今年も。

att3200.hatenablog.com

【2022年、買ってよかったチョコレート(店舗購入編)】

CRAVINGZ「チョコクリーム クロワッサン」

業務スーパーで売っているクロワッサン。
賞味期限が長いクロワッサンお菓子と捉えていたせいか、想像していたよりも だいぶマシだったので、その意外性からの評価。
クロワッサンにも色々ありますが、こちらは柔らかい生地でしっとりめ。カリカリのが好きな人は手を出しちゃダメ。
あと、これを含めて、神戸物産は原産国トルコが多くなってきた印象。


【2022年、買ってよかったチョコレート(通販購入編)】

「チョコレート アマリエ」

入っている缶が良かったから。
アマリエは、アルフォンス・マリア・ミュシャパトロンだったから、缶のデザインがミュシャ

まぁ、チョコレート自体は普通なんですけど、他に候補が無かったので……。

 

【2022年、買わなきゃよかったチョコレート(店舗購入編)】

業務スーパー「チューロス」

158円という安さで、結構なボリューム。
チョコチューロスなので、チョコレートとしてカウントしていますが、チョコっぽさは微妙。
油で揚げる手間、歯につく食感、続けて食べる気にならない感じ……。
その総合評価で“食べきる苦労”によりマイナス査定。

別に、不味いわけじゃないけど、冷凍庫を占拠する厄介者になったので。


タヤス「ギフト チョコアソート」
チョコレートのアソート。飽きる……。
アソートの割に、どれも似たような味だし。


【2022年、買わなきゃよかったチョコレート(通販購入編)】

「カレドブルー」

自称:幸せを呼ぶ青いチョコレート。
見た目が青いのが売りのチョコレートなので、味を期待しちゃいけない。
とはいえ、不味いわけじゃないし、ホワイトチョコレートみたいな味わいかな。ただ、大きな特徴が無いのも事実。

この青さを活かす“何か”がないので、旅先で勢いで買ったお土産のごとく、「なんで、これを買ったんだろう」という気持ちになったので、買わなきゃよかったにノミネート。

こう、もっと、インパクトが欲しいんよ。だって、青いんだよ?

別に悪くないですからね、青さに納得できるのであれば。

* * *

あまり買いませんでしたね、今年も。

見たことが無いチョコレートが売っていたら、取り敢えず食してみるのを繰り返していると、そのうち海外のチョコレートを取り扱っている店に行くようになり、そこくらいじゃないと新しい出会いが無い感じに。

海外と国内の差として思ったのは、“ヘーゼルナッツの存在感”でしょうか。
海の向こうはヘーゼルナッツをよく使っている印象。プラリネとかね。

ヘーゼルナッツペーストも使ってるし、よっぽど人気なんでしょう。

同じナッツなら、日本はアーモンドの方が人気なような……。

* * *

想像していたより良かった部門としては、チョコレート染みてる系。

リスカ「しっとりチョコ」やギンビス「しみチョココーン」など。
思っていたより“しっとり”していて、良かったです。個人的には。

なぜ、ネトウヨは嫌われるのか?

「定義がガバガバだから」「便利なレッテルだから」「誰かにとって不都合な存在だから」「生理的理由」「嫌われるのは、悪いことか?」というメモ。

たまに、読む価値のない推測文章を書いてみようか。そんなノリです。

* * *

ネトウヨって、もはや定義がガバガバですよね。
誰かが使用しているケースを見ると、政治思想が絡んでないことが珍しくない。

ネット右翼」から遠ざかったのは、仕方がないことかも。

だって、右翼が何かも知らないでしょ? ぶっちゃけ、使ってる人の大半は。

フランス議会の左側と右側の主張がどうの……という語源は勿論、右翼の街宣車あたりも知らなそうな感じでは、無理もない。
知らないから、それを訊く質問をし、見当違いなコメントが溢れる。

そういう状況を見て、こりゃロシア政府が言う「ネオナチ」同様に、便利な罵倒用語としての地位を確立したんじゃないかと思った次第。

「バカ」「アホ」「間抜け」と同じくらい汎用性があり、主に相手の主張を批判したいときに使用する言葉。
それくらいの意味の薄い言葉に“変化”したから、かつての使われ方と同じように見ていいものか的な?

もはや、ネトウヨだから批判するのではなく、批判したいから相手をネトウヨにしている。
これが定義のガバさがなせる業。

ネット右翼」のピークは2005年。「ネトウヨ」は2011年。

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報道記者の85%がリベラル派

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ネット右翼」⇒「ネトウヨ」への変化に、スマホの普及も関係している気がしないでもない。

インターネットへのアクセスがパソコンくらいの時代の投稿に比べ、スマホとSNS時代の投稿は、頻度は高まっているでしょ?

ひとつの投稿に費やす時間が短くなり、よく考えなくなり、感情優先で言葉を使うと、不適切な運用も増えていく。
曖昧な定義の単語は、加速度的に誤用されていくんじゃないか……みたいな?

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https://study-z.net/img/is/iStock-673383742.jpg

そんな拡張された定義の元、本来の対象者である生粋のネット右翼は鳴りを潜め、自分にとって厄介な人をネトウヨ扱いするようになった。
いや、もしかしたら、氷山の一角のように“見えている箇所”の問題が、ネット右翼絡みだったから、他の隠れてそうな問題までネット右翼関連だと思い込み、壮大な言葉の広がりを見せてしまったのではないか……。

 

例えば、韓国ドラマを見て否定的な感想を言ったとする。
すると、“韓国コンテンツ大好き人”が、否定的な意見者はネトウヨだと言って、罵る……。

関係ない? そう関係ない。
関係ないけど、“韓国コンテンツ大好き人”には関係があると思えてしまう。

その理由は、“韓国コンテンツ大好き人”の過去。
以前、韓国嫌いのネトウヨに遭遇し、嫌な思いをしたから、韓国批判はネトウヨという括りになっている……。

まぁ、そんな感じの話。

個人的な体験としては、警察の不祥事のニュースを同僚の前でしたら、「俺の前で警察を悪く言うな。俺の叔父は警察官で、良い人なんだ」と怒られたことがありました。
不祥事の警察官と、あんたの叔父は関係ないだろうって思ったけど、その人にとっては「警察=叔父」という認識で、切り離して考えられないようでした。

* * *

生理的に無理は、どの辺の生理によるかわからないよね。

生理(せいり)
生物体が生きているために起こるさまざまなからだの現象や、生きていくためのからだの機能。呼吸・消化・排泄(はいせつ)・血液循環・体温調節・代謝などの働き。または、その仕組み。

dictionary.goo.ne.jp

という冗談はさておき、少し前に話題になっていた「鉄オタは生理的に無理」に近いもんなんでしょうか。

「迷惑行為をしようがしなかろうが、残念ながら鉄道ファンは普通にキモいと思われているので御座います」

encount.press

あの人たちは見える位置にいて、生理的に無理になる行動をしてくれるので、わかりやすい。
それに比べ、ネトウヨは……。
変なことを言っている人はネット上に山のようにいるけど、どれをネトウヨと分類し、どれを「あたおか」にするとか、難しくない?

あと、鉄オタの件の婚活サイトって、どこ?
大手?

www.zwei.com

「マックで女子高生が~」「電車でカップルが~」みたいな話じゃないでしょ?
架空の配偶者の発言とか、一部の人たちの間で流行ってそうだけど。

* * *

最後に「誰かにとって不都合な存在だから」と「嫌われるのは、悪いことか?」のセット。

いやさ、別に、誰かに嫌われたってよくない?

アンパンマンって、バイキンマンに嫌われてるよね?
バイキンマンにも好かれた方がいいよ」って、アドバイスする人いる?

警察に「泥棒から嫌われてるぞ、いいのか?」と言うかい?

そういうことだよ。

誰かにとって不都合な存在は嫌われるけど、正当性は どちらにあるのかが重要じゃないかな。
主義主張で陣営が分かれる以前に、物事の正否で判断し、この件は君、こっちの件は君……。そういうジャッジの元、ことに当たればと思わなくもない。

自分の意に沿わない相手を罵倒するため、初手でレッテル張りするから、第三者が問題の本質から遠ざかり、誰も得をしない議論が続いたりする。

まぁ、こういうレッテル張りをするのって、マスコミが得意だったりするんだけども。
客観性が求められるはずの仕事なのにね。

右翼が左翼に嫌われるのは当たり前で、報道記者の85%がリベラル派という、どうしようもない話を長々と書いてしまった。

左翼とすら言えないケースも……。
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agora-web.jp

海外から見ている中国と、中国から見ている中国の違い

youtu.be

政権批判は、海外で大きく取り上げられがちだが、現地では そこまでじゃないという報道のメモ。

「(デモ参加後)あとで警察が家に来る」
「反習近平派が勢いづくことは無い」
「不動産バブルは、事実上 崩壊したと言っていい」
「ソフトランディングが得意な国」
「最悪期は脱した」
「北京の警察は、デモをさばくのうまいな」
「立ち上がる意味は無いという人が大多数」
「(ゼロ・コロナ)これ以上のマイナスは無い」

そんな発言があった動画。

印象に残っているのは、36:49あたりのブレグジット話。
当時イギリスにいた豊島氏が、どうなっているんだと海外から聞かれるも、現地では「まだ、わからない」みたいな状態だったこと。

遠すぎて見えづらいことはあるし、近すぎても見えないこともある。
そんな“ありがち”な感想のメモ。


緩和によって「よくなる」とか、ゼロ・コロナの足かせがなくなるとか、ソフトランディングが得意あたりには、深く関わってきたが故の感情が見えた気もします。
当事者の「このまま、悪い方に行くわけがない」という期待みたいな。

いや、あの国だからこそ、肯定的な発言をしないと、今後に影響が……と邪推してしまうけど。

 

www.fnn.jp

 

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