メモ書き

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「NHK新聞」の可能性|電子番組ガイドで新聞記事を配信

子どものころ、新聞で最初に見るのは「テレビの番組欄」でした。

一人暮らしを始めたころ、番組欄のために新聞を購読する気にはなれず、ザテレビジョンとかTVガイドみたいなテレビ情報誌を買うように……。

そのうち、テレビを見なくなっていき、再び見るようになった頃には、リモコンに「番組表」のボタンがありました。

電子番組ガイドです。

この流れでいけば、新聞のテレビ欄以外も、配信は可能じゃないか……。

その可能性を考えたメモです。

* * *

電子番組表(EPG)データの取得は、機種にもよるでしょうが、早朝設定なら早朝に更新されています。

この時間帯に、当日から1週間分くらいのデータが更新されている……。

もちろん、テレビなどの機器に負荷をかけ過ぎないよう、配慮はされているでしょう。
具体的には、データ量の配慮。

とはいえ、衛星放送なんかは局数も増えているので、やろうと思えば量は増やせそうなもの。

2000年12月、BS放送が地上放送に先駆けてデジタル化され、番組表の情報をデータとして放送波(映像・音声・データ放送)に多重できるようになり、リモコンの番組表ボタンを押すだけでテレビ画面に番組表が表示されるのが当たり前となりました。この放送波に多重された番組タイトルや放送予定時刻などの番組配列情報をSI(Service Information)と呼んでおり、各家庭のテレビではこのSIを受信して番組表の画面を作成しています。

SIの配信方法について、地上放送とBS放送で仕組みが違うのをご存じでしょうか。まず地上放送ですが、各放送局が自局のSIを自局の放送波に多重して配信しています。この配信の仕方を各局SI方式と呼んでいます。

www.b-sat.co.jp

 

もし、この電子番組表の機能を拡張する形で、テレビに新聞の内容を送り付けることができるのなら、紙の新聞を購読する人は減るかもしれません。

「どうしても紙面で残したいものがある」という人のために、プリンタを繋げれば印刷可能にすれば、その辺もカバーできるわけです。
問題は、プリンターのドライバーの更新?

紙の新聞を大幅に減らせれば、古紙回収の費用を削減できます。

古紙の紙・板紙別消費量 <2020>
新聞・古紙 55.9%

www.jpa.gr.jp

再利用をしている云々を言う前に、「配達する」「家で整理する」「回収する」「集金する」人たちの手間を減らせる……。
これは、人的リソースの確保に繋がるかもしれない。

読めば捨てるだけの情報紙面は、データで済む。
この転換が、人に余裕を生む。

まぁ、そんな話。

新聞の収入源は広告だとして、その費用対効果は不明のまま。
「広告を載せたから、売り上げにつながった」「イメージアップに繋がった」という効果測定が取りづらい以上、両方が可能なネット広告の前に朽ちていく可能性は高いわけです。

ネット広告であれば、どんな人が目にしたのか。
どの広告がクリックされ、その飛び先でモノが売れたのかわかる……。
アンケートも集めやすい。

それに対する ささやかな反抗として、電子番組ガイド新聞を開始するなら……。

テレビのリモコンの「4色ボタンで投票」ではないですが、「参考になった記事」の投票くらいはできるはず。
それなら、どんな読者層に響いたのかは わかるかもしれません。

効果測定として……。
記事の中に「割引キーワード」を入れ、それを購入時に言ってもらうことで、効果測定をする方法もあるでしょう。
まぁ、今はネットで「キーワード」の拡散が容易なので、これは微妙な手でしょうけどね。

* * *

タダで配信するわけですから、既存の新聞社がやるメリットは無い。
でも、記事内に広告を載せられるのなら、ワンチャンスあるかも?

何せ、テレビ局と新聞社の資本は同じですから、相互作用を狙うことも……。

att3200.hatenablog.com

ここで、広告とは無縁の局が1つ。
CMが流れないNHKです。

公共放送ですからね……。


第3章 日本放送協会
《第15条》《目的》
協会は、公共の福祉のために、あまねく日本全国において受信できるように豊かで、かつ、良い放送番組による国内基幹放送を行うとともに、放送及びその受信の進歩発達に必要な業務を行い、あわせて国際放送及び協会国際衛星放送を行うことを目的とする。
www.nhk.or.jp


『放送及びその受信の進歩発達に必要な業務を行い……』

らしいので、進歩発達のために「電子番組ガイド新聞」を実験してみるのは、どうかなぁ~と。

でもって、「電子番組ガイド新聞」の広告業としての可能性を探るため、広告展開にもチャレンジする。
そこで得た収益は局の運営予算に加え、加えた分だけ徴収するのをやめる……。

* * *

お金の話は別としても、各省庁のサイトの新着情報あたりを日々流していれば、メディアが“手心”を加えた二次情報ではなく、一次情報を見やすくなると思うんだけどね。
テレビしかない人でも。

www.gov-online.go.jp

www.nhk.or.jp

現代の賢者は、歴史に学ばない|終戦記念日に

終戦記念日に? 今日は9月7日だろ、終戦記念日は8月15日って知らないの?」

「それは玉音放送が流れた日。米艦ミズーリで降伏文書に署名した9月2日が、他の国では終戦の日。戦争も外交手段のひとつ、契約によって終わるもの」

「じゃ、9月7日って何?」

沖縄戦が公式に終結した日じゃね?」

 

toyokeizai.net

* * *

上記は、捉え方の違いの一例。

歴史とは、勝者の記録。
勝者に都合の良い解釈で記述された文章。

そんな見方があると理解しつつも、どこか遠い過去に限った話にすら思えてしまう。
でも、実際には近現代のそれも変わらない。
そのことを終戦の日の捉え方で思ったというのが最初のメモ。

* * *

『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』

オットー・ビスマルクの言葉。

原文の直訳は『愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む。』となっているそうだ。因みに通常使われているのは英語版『Fools say they learn from experience; I prefer to learn from the experience of others.』の訳なのだが、別段”ヒストリー”の単語が入っていない。こういうのは誤訳というより『超』訳とでもいうべきか。

25 | 12月 | 2015 | Sonar Members Club No.36 | Since July 2013

誤訳とされている点は、横に置いておくとしても、あまり好きな言葉じゃないんですよ。

「賢い人は、何からでも学ぶものでしょう?」
「愚者は、学ばないから愚者なんでしょう?」

過去の失敗といった経験から学べるなら、少なくとも愚者ではなく凡人以上になっているはず。
経験しても同じ失敗を繰り返す人が多いのに、経験から学んでいるわけですからね。

一方で、歴史というのは誰かの解釈や思惑が混じっているので、事実誤認が生まれやすい不確かなもの。
「文字」が存在しないために「歴史」にすらならない時代、考古学のテリトリーにおいてさえ、後世の人の解釈や思惑は入るもの。
酷いときは、ゴッドハンドによる新発見が常態化する……。

事件の証言を集めるように、幾つもの資料を突き合わせて、書かれた内容を確かめたところで、誰も書いていない箇所は推測するほかない。
そこから本当に学べるのかという疑問があるわけです。

ドイツ語の原文を見れば「歴史」なんて書いてなくて、「他人の経験」となっているそうですけど。
言うなれば「人の振り見て我が振り直せ」ですよ。

でもまぁ、敢えて「歴史から学ぶ」で進行していきます。

* * *

『歴史は繰り返す』

これも好きになれない言葉の一つ。
「歴史から学ぶ」とセットで見ると、面白いですが。

だって、歴史から学んだところで、歴史は繰り返すんですよ?
どうせ繰り返すなら、学ぶ意味ないじゃないですか。
同じ過ちを防げないのに何を学ぶというのか……。

年号や名称を覚えて満足? インテリ気取って優越感に浸る?

知識をため込んだところで、有用な使い道がないなら、それは無いのと変わらない。
役に立たない無駄知識を得るなら、稼げるスキルを身に着ける方が賢いというもの。

書いていたら、考古学を教えている人が愚痴っていたのを思い出しました。

「就職活動していた頃、専攻は歴史だと言ったら、面接官に歴史なんか学んでどうするのって言われて、何も言えなかった」

今なら面接官が叩かれて終わりの内容ですが、視点を変えれば「歴史を学んだ経験は、当社の業務に役立ちますか?」でしょうね。
歴史的な価値で町おこしみたいなところなら、そういう知識が求められるかもしれませんが、たいていの会社の業務に歴史は不要。
歴史をめぐる諸外国との問題把握は、歴史というより時事。

歴史を学ぶ人は、その辺のことを就職実績という歴史から学ばないといけないのかも。
あるいは、好きで学ぶだけだと割り切るか……。

でないと、歴史至上主義を掲げて「歴史を知らないバカが」が決まり文句のサイトを立ち上げてしまう。
自分が正しいと思っている歴史観を相手が持っているか否か。
それで何もかも判断し、ことあるごとに「歴史を知らないバカが」を繰り返す。
「歴史を知っている」というのが唯一のアイデンティティだから、同じ歴史観を持つ人が批判されていれば庇い、そうじゃない人が批判されていれば油を注ぐ。
批判されている理由が同じだとしても、その人の歴史観で態度を変えるダブルスタンダードっぷり。
……って感じの人と仕事をしていた時期があるので、思わず書いていましました。

いませんか? 周りに、そういう人。

* * *

嫌な感じの歴史マニアを思い出すにつれ、「歴史を学ぶ弊害」を考えたくなってきます。

「歴史が問題になるなら、みんな一斉に学ぶのをやめたら、アレコレ解決するんじゃね?」

頭を空っぽにして妄想に耽れば、こんな言葉も出てきます。

まぁ、何事も「今まで大事だと言われてきた」ことを見直す時期は要るもの。
疑いを向けてこそ、その真価が改めてわかると、思わないでもないです。

フラットに考えてみてください。
歴史を知らないとは、どういうことなのか……。

過去に目を向けない人になる?
過去にとらわれずに、どんな未来が良いかを語れる?

はたまた、歴史や伝統を軽んじることで、権利や主張が激しくぶつかり合う?
あるいは、自分にとって都合の良い歴史を捏造し始める?

こう考えていくと、新しい国をポンっと用意して、どうなるのか試してみたくなります。
今まで誰も住んでいなかった土地に、各国が資金を提供して理想を築く……。
合弁会社みたいにと書こうとしたところで、ダメだと思いました。
各国が資金を出すメリットを考慮すれば、そりゃ自国に都合の良い何かを入れてくるもの……。
資金を提供する国が多くなるほど、まとまりを欠いたトンデモ傀儡政権が誕生するでしょう。
製作委員会方式で金を集めたら、あっちの意見も、こっちの意見も聞く必要が出てきて、めちゃくちゃな作品になる感じに……。

* * *

思いつくままに書いていたら、それこそ「まとまり」を欠いたメモになってきました。

『現代の賢者は、歴史に学ばない』

このタイトルにしたのは、そのままの意味です。
もしも現代に賢者と呼べる人がいるのなら、歴史を指針にはしないだろう。
そんなところ。

意図するところは、歴史から未来は予測できないし、もはや人類は繰り返すような歴史に存在しないから。

新たなテクノロジーが生まれれば、それは無かったことにはなりません。

今更、電気のない生活に戻るとでも?
ネットが無い社会に戻るとでも?

テクノロジーは人の生活を変え、生活様式の変化は人の考え方、抱える問題すら変える。
つまりは、何に価値を見出すかは、その生活様式に直結している……。

こんな一銭にもならない文章を書き、人目につく場所に置いておく人が大勢いるのも、30年前に想像できた人は何人いるのか。
そのことは、繰り返す歴史とやらを学べば、想像できたものなのか……。

繰り返していたのは、生活様式に変化が少なかった時代の話ではないか……。

事が起こった後に解説することは容易である。いずれにしても、社会に起る現象を単なる現状の延長線上ではなく、幅広い変化の可能性を考えてシナリオを想定することが重要だ。
《中略》
「人々の欲求」と「技術をつくりだす努力」とが一致したときに、人類は100年という時間を有効に使って夢を実現させたことになる。
《中略》
技術の延長線上を見る技術予測の限界
引用元:

www.jri.co.jp


「今まで」を学び、その延長線上に「未来」があるとは限らない。
絶えず変化していく「未来」を前に見るのは、「過去」よりも「今の変化」だとしたら、賢者は何から優先的に学ぶだろう……。

何からでも学ぶのが賢者。

そう書いたものの、四六時中、全方位にアンテナを張るわけにもいかない。
だとしたら、人々の欲求や注目は何に向かっていて、その課題を解決するステップとして選ぶべきは何か。
ここに注力するのでは、なかろうか。

そんな想いからの『現代の賢者は、歴史に学ばない』でした。

* * *

とはいえ、今も歴史の延長線上にあるのは違いないし、歴史を紡いでいることに変わりはない。

その紡ぎ手の原動力は、欲求に他ならない。

あったらいいな、できたらいいな……。

どこかで聞いたような歌の歌詞みたいだけど、多くの人が必要と思うとき、時代は次のステップに進む。
問題は、次に進むための資金が集まるか否か……。

資金提供者が負うリスクと、得られるリターンの最適化。
この仕組みづくりが……と書いたところで、言葉に詰まったのでやめにする。

なんか、「必要は発明の母」で片づけられそうな話でもあるけど。

* * *

人は、欲しいものを見失うと、停滞する――


技術戦略マップ2010 新エネルギー・産業技術開発の現状と将来

https://www.nedo.go.jp/content/100116651.pdf

 

www.nistep.go.jp

蜘蛛の行動変化が、網戸で起こった?

蜘蛛が、巣の張り方を変えてきた。
そんな話。

家の周りに蜘蛛がいるんですけど、今年は変なんですよ。
例年通りなら、軒下の隅辺りに巣を作ったり、エアコンの室外機周りに作ったりするのですが、今年はダイナミック。

渡り廊下で繋がっている別の棟の屋根と屋根の間を数本の糸で繋げ、広範囲な巣を構築。
その近くには、1階の屋根と2階の軒下の間に糸を縦に張り、三角形の巣を作っている個体も出てきました。

かと思えば、2階の窓の範囲内で巣を作る個体も……。

ここ数年、似たようなポジションで、似たような巣を作ってきたのに、彼らに何がったのか……。
そんなことを考え、家の周りを歩いてみると、変化があったのは一部だけ。

なぜ?

脳裏に浮かんだのは、網戸の存在。

そういや、今年になって網戸を付けた付近だけ、巣の作り方を変えているような……。

まぁ、気のせいかもしれないですし、網戸が与える影響なんて、窓を開ける機会や、風の通り道の関係くらい。
いや、その風の流れが変わったことで、従来のポジションだと巣を作りにくかったとか……。

考えすぎかな?

* * *

ちょっと気になって「網」について調べたら、いろんな種類が出てきて「うわぁ~」という気持ちに。

クモの網は丸い網(円網)のほかに、棚網、扇網、皿網など10種類の網型があります。
引用元:

www.nacsj.or.jp

てか、網を張らないクモが約4割もいるんですね。知らなかった。
毒を持っていて、デカいのは張らないんじゃないかくらいの認識だったので。

家の周りにいるのは、たぶんジョロウグモ
遠目で見るに、そんな形状。

* * *

あっ、別の可能性があった。

コーヒー……。

ddnavi.com

別に飲ませたわけじゃないけど、コーヒーの豆かすを置いていました。
網戸を設置してから、その風の通り道に……。

脱臭効果を期待して置いていたのですが、匂いでもやられるんじゃ……いや、ないかな。

そこに豆かすを置いたのは、汗で濡れた衣服が干されている場所だからです。

att3200.hatenablog.com

風が吹けば桶屋が儲かるじゃないですが、関係なさそうな思わぬ場所に変化が起こるもの。
それって、実は色んなことが影響しあっていて、絶妙なバランスの上に「現在の状態」があるのだと思った次第。

* * *

書き忘れた。
エアゾールタイプの殺虫剤を使ったから張りにくいとか、そういうのは無いです。

「中国共産党100年 “紅い遺伝子”の継承」の感想

BS1スペシャルの感想です。
割と前に見たものを、今更のメモ。

www.nhk.jp

対照的な「村」を比較しながら、100周年を迎えた中国共産党を見ていく感じのドキュメンタリーです。

地方行政は、省級、地級、県級、郷級の4つの階層があり、省 → 市 → 県 → 村といった感じなので、日本とは市と県の規模が逆。
そういった意味での規模を持った「村」の話。

方や、観光地化が成功した場所。
もう一方は、観光地として鳴かず飛ばずで、地場産業も弱い村。

観光地と言っても、昔から「景色がいい土地」とか、「海の幸が豊富な土地」とか、そういう観光地じゃなりません。
歴史的な意味での観光地。
最近、人工的に作り上げられた博物館的観光地……。

歴史を持ち出すと、文化大革命による旧文化の破壊の話になりそうですが、ここでいう歴史は中国共産党オンリーの歴史。

つまりは、蒋介石 率いる中国国民党軍との戦いにおいて、中国共産党にとって都合がよい場所。
あるいは、何らかのエピソードがある場所。

観光地化が成功した沙州村の武器は「半分の布団」です。

1934年11月、紅軍の女性兵士3人が沙州村に来て徐解秀さんの家に泊まりました。村を離れる前に3人は持っていた唯一の布団を切って、その半分を徐さんに残しました。徐さんは「共産党とは何なのか。一枚しかない布団でも半分を民衆に残す人たちなのです」と感慨深く言ったそうです。
引用元:

japanese.cri.cn

このエピソードをもとに資料館みたいなのを作り、演劇も上映。
さらには、インフルエンサーを用いて、商品化した「半分の布団」をネットで売る商魂の逞しさ。

エピソードに絡んでいる家系の人は出世したり、資料館のガイド役になったり……。
収入が倍増して、調子に乗っている話もありました。
わかりやすい成金っぷり。


対して、「一枚の借用書」というエピソードで収益化を目指したのが官亨村。
こちらは、村に来た紅軍に物資を渡し、あとで返すと借用書を書いてもらった。ただ、それだけ。
話としては、圧倒的につまらない……。

借用書が見つかった後、それが本物だとなり、対価が支払う儀式が行われます。
で、大金を手にした借用書の発見者は村に一部を寄付し、それで学校が建設。

その後、こちらも博物館的なものを作るのですが、誰も訪れない……。
なんでも、道が整備されていないんだとか。

小高い山の上にパンダ望遠鏡を設置しても、客が来ないんで使われない。
収入が無く、事務所の電気代も払えない……。

地場産業としては、ショウガの生産。
とはいえ、感染症で需要が激減し、安く買いたたかれて……。

アフリカ向けのリュックも作ってるけど、十分な稼ぎにはなっていない……。

なもんで、起死回生を狙って演劇大会に出て、「一枚の借用書」で賞を目論むも最下位。

追い詰められていく過疎の村を見せつけられます。

* * *

この観光地化合戦を見ていると、1億円を自治体に配った「ふるさと創生事業」を思い出しますが、行政にも「競争」がある点は「らしい」と思うし、悪い点ではないようにも……。

ただ、「共産党の指示」が随所にみられるので、逆らえない上司の無理難題に苦しむサラリーマンを見るような気持にも。

でもまぁ、強烈な違和感を覚えさせるのは、幼児に手りゅう弾の玩具を持たせて、敵に投げさせる訓練あたりでしょうね。

タイトルの「赤い遺伝子」は、共産党のこと。
習近平は教科書にも載るようになり、台湾進攻に武力を使う可能性を示唆しているニュースがありました。

www.fnn.jp

過去を掘り起こして、都合の良い箇所だけ見て、未来の行動指針にする……。
それに対するモヤモヤの中、保育士の紅軍コスプレを見た際、ある種の“センスのなさ”を感じました。

この時代を生きる“センスのなさ”ですかね。


* * *

前半と後半ではマスクをしている人の数が違うとか、突貫工事の建物とか、ほかにも書きたいことあったけど、いざ書こうと思うと言葉が出てこない……。

www.cnn.co.jp

環境活動家は、全裸になるべきだ

ファッション産業は、人間の活動によって排出される二酸化炭素量の10%を排出し、2番目に水を多く消費する産業であり、マイクロプラスチックで海を汚染している。
<中略>
製造された衣類の85%は、毎年ごみとして処分される。

引用元:

www.businessinsider.jp

ファッション業界に恨みでもあるのかというくらい、ダメな箇所をピックアップしている記事を見ました。

まぁ、ほかにもあるんですけどね。

www.jiji.com

www.env.go.jp


水の消費が多い理由は、綿花の栽培に要るから。

 

www.wwdjapan.com

とはいえ、飲み水と書いてしまうのは少し違うかも。

世界の水フットプリントに占めるコットンの割合は、3.0%で、他の多くの作物(例えば、コーン、大豆、小麦など)より低く、コットン栽培の世界農地使用の2.5%と比例している。
<中略>
コットンは、塩分に耐性があり、汚れた黒い水でも生産性を維持することができる。コットンが苗に育ってしまうと、海水を20%含む水で栽培することができる。
引用元:

www.cotton.or.jp

 

greenz.jp

www.tohokucotton.com

* * *

とまぁ、色々とあるんですけど、「注目を集める」のと「問題提起」の両立としては、全裸で訴えるのがベターかもしれない例もある……。
そんなセクシーな解決法の話でした。

 

軽犯罪法
第一条 左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。
<中略>
二十 公衆の目に触れるような場所で公衆にけん悪の情を催させるような仕方でしり,ももその他身体の一部をみだりに露出した者

引用元:

elaws.e-gov.go.jp

知らぬ間に、自分が加害者になる恐怖|感染症の話

「こんな人が感染症で亡くなるなんて……」

そんな寄り添う言葉を言う人にも、“可能性”はあるという話。

ここでいう可能性は、「自分が加害者側にいるかもしれない」というもの。
知らず知らずのうちに感染し、自覚がないまま誰かにうつしていた……。
それが、悲しみの言葉を向けた相手かもしれない。

最悪、誰かの死に対して、因果関係があった“可能性”がある。

その恐怖――

自覚症状が出ないということは、「俺は無敵だ」という話ではなく、上記の可能性が高いということ……。
嫌な言い方をすれば、無自覚な殺人者。

検査をしていなければ、あるいは正しく検査されなければ、自分が感染していることも わからない。
その状態で誰かと接し、暮らしていく……。

そこに「自己責任」は、あるのか?

「自己責任」とは、どんな「責任の取り方」をすれば、その責任を果たせるものなのか?
「自分の身に起こったことで、誰も責めない」程度の言葉であれば、感染症で用いるのは不適切ではないか……。
他者に対する責任の取りようがないもの。


もちろん、それは私にも起きること。
これを書いている私自身が、加害者側にいる可能性も十二分にある。

ド田舎で、家から出ない生活をしていても、可能性はゼロじゃないもの。

 

att3200.hatenablog.com


* * *

なんてことを数日前に思ったけど、「これを書いてもなぁ」と、書きかけのものを放置していました。
書きかけのままなのも落ち着かないので、今日になって続きを書いた次第。

書いてみて思うのは、思ったよりも気持ちの整理にもならないし、調べもの要素がないので新しい知識が増えないから、個人的には得るものが少ないってこと。

なので、ほかのメモも一緒に処理。

* * *

 

toyokeizai.net

www.nikkei.com

イスラエルでは、2月末までにワクチンの接種を高齢者の大半が完了。
なのに……。

と見ることもできますが、違う視点もあるでしょう。

  • あまり抗体ができない高齢者では、効果が6ヵ月も持たなかった
  • ワクチン接種後、あまりにも開放的になり過ぎた
  • きちんと保管や管理がされていたのかという疑問
  • 適切に運用されていたのかという疑問

1番目に関しては「接種の6ヵ月後でも、発症や重症化を予防する効果が示されている」という研究があるので、どうでしょうね。
抗体価は接種後3ヵ月で1/4になるものの、ワクチンで得られた免疫の記憶があれば、感染の刺激によって抗体価は上昇するらしので……。

昨日 食べた昼飯と同様に、免疫の記憶も忘れていたら、どうにもならんけど。

www.news24.jp

hataraku-saibou.com


次に、ワクチン接種で開放的になった件。
予防や重症化を防ぐ効果はあるけど、「もう問題なし。オールOK、前と同じ生活が可能」ってわけじゃない。
そういう意味では、ノーマスクでヒャッハーは、やりすぎでしょうね……。


次は、管理面。
温度管理が大変なワクチンなので、停電とか頻繁に起きるような場所だと、適切な使用は無理。
その辺が「途上国に回せ」と言われても、「回したら、破棄して終わり。経口薬が出るまで待つか、中国のを使って」となる理由。

その辺をクリアできそうな国だから出荷し、使用レポートに価値があると判断されたのでしょう。
しかし、情勢的に危うい場所。

そういった点が、気がかり……。

www.itmedia.co.jp


逆に、“データとしての価値”で言ったら、役所は別としても、冷凍輸送慣れした日本の業者は、ワクチン確保に向けてのアピール材料になったかも。
相手だって、きちんと用法通りに使用されたデータが欲しいわけなので。

日本では、保管ミスでダメにしたニュースが多々ありましたが、逆に言えば「少しくらい、いいだろう」を許さないから出てくるもの。
もっと適当な国民性なら、ニュースになっていなかったでしょう。

例えば、電車が1分遅延して謝罪アナウンス流れるのを普通と思う国民性ですよ。
謝らない国の方が多いんじゃないでしょうか。

* * *

もし、高齢者は6ヵ月くらいで抗体低下が著しく、記憶細胞もポンコツだとしたら……。

日本の場合は、医療従事者の先行接種が2月。
高齢者は4月からですが、6月~7月くらいに完了したとしましょう。

その6ヶ月後は12月~来年1月。
ということは、帰省シーズンを直撃します。

ワクチンの接種を終えた60歳未満が、「これで実家に帰れる」と思い、自覚症状がないまま帰省したら、65歳以上の両親に……。

これが想定される最悪の年越し。

感染の波を見れば、イギリスでの1日の感染者数が1万人を超えたあたりから、ピークに達して下がるまでの期間と、日本における今回の波は似ている印象。

ある地点から加速度的に増えていき、あまり伸びなくなったら、急速に低下……。
途中で再度 上昇しかけ、また下がっていく。このパターン。

まぁ、インフルエンザの予防接種のように、定期的に打っていくものになるか、経口ワクチンの登場となり、自分のタイミングで飲んでいくことになるか……。

と、ここまで書いたところで眠くなってきたので終了。

https://cdn.pfizer.com/pfizercom/2021-09/First_Participant_Dosed_in_Phase_2_3.pdf?xngrygl6i_kDXWrJtM7ixP65qQ6ZXOK0

 

 

 

youtu.be

* * *
【追記】

ワクチン接種者数+感染して回復した人の数=抗体所持者数

これが7割を超えているかどうかが分岐点でした。

集団免疫獲得のハードルは上がる一方だ。米感染症学会は3日、デルタ株の感染力が従来株の倍近くあるため「獲得の目安は接種率80%を優に超え、恐らく90%近い」との分析を公表した。全米で最も優れた病院の一つとされるメイヨークリニックの研究班は「変異株の出現と接種率向上のいたちごっこで、95%でも無理だ」

集団免疫の獲得、各国で絶望視 人口の7割投与を終えた国でもデルタ株まん延|社会|セレクト記事|京都新聞

米新興BNPL(Buy Now, Pay Later)と、日本のNP後払い

Amazon.comは米新興BNPL(Buy Now, Pay Later:今買って、後で支払う)サービス企業Affirmと提携し、米国の一部ユーザーを対象に数カ月中に後払いサービスを開始する。Affirmが8月27日(現地時間)に発表した。

www.itmedia.co.jp


Amazon、支払い方法で後払いを始めるってよ」

……という一報を受け、後払いサービス業者のアファーム・ホールディングス【AFRM】の株価が、プレ・マーケットで上がっている……。

そんな時間帯でのメモになります。

* * *

クレジットカードを利用しなくても分割払いが可能。
ということは、クレジットカード会社は困るでしょうね。

「BNPL」で払いますか? → はい。

これで、カード絡みの収入は入らないもの。
カードにはポイント付与とか、そういう側面もあるでしょうけど、カードを作る際の審査で弾かれる人も少なくない……。
その辺をカバーするというか、取り込んでいくなら、伸びそうな市場。

とはいえ、後払いは支払いの肩代わり。
最終的に回収できる相手じゃないと、貸す意味がない……。

その辺を「ユーザーの過去の購入履歴などに基づいて機械学習で与信管理」するわけです。
中国のアントグループを彷彿とさせますね。

逆に「機械学習で与信管理」が機能せず、ガバガバな審査状況になったら、貸しまくって戻ってこず……。
あるいは、カードの審査を通らなかった信用度の低い低所得者層が、将来の返済を考えずにドンドコ買い物をして、慢性的な支払い難に……。

そういう状況を思い浮かべれば、サブプライムローンみたいなソレを引き合いに出したくなるかもしれません。

* * *

一方で、通販サイトの後払いは、日本で前からあったわけですよ。
それが「NP後払い」というもの。

NP後払いとは
クレジットカードも口座登録も不要!
支払方法に選ぶだけで、57,500店舗で使えます。
後払いでポイントがたまるのはNP後払いだけ。

np-atobarai.jp

 

2002年の事業開始から15年以上がたち、絶対に成立しないと言われていた「NP後払い」は、想像もつかないほど多くの方に使われるようになりました。 覚悟を決めて真摯に粘り強く進めば、今の常識は超えられる。

corp.netprotections.com

いやぁ~、思っていたより歴史がある。
楽天市場なんかでは、支払い方法として採用している店舗があったり、なかったり……。

でも、増えているよなぁ~という印象はありました。

自分は「後払い」する必要も、「分割」する必要もないので、常に一括払いでした。
楽天カードなんて、審査……略。

まぁ、その、使ってないから、どんな人が使うのか知りたい。
そう思って見てみました。

①「NP後払い」が後払い決済サービス市場で約50%のシェアを獲得
大手EC事業者のうち、後払い決済サービスを導入するEC事業者の約70%が「NP後払い」を選択
②「NP後払い」の年間ユニークユーザー数は1200万人を突破、日本人の10人に1人が使用

www.netprotections.com


予想以上に多かった。
でも、払込票が届いた後に、コンビニや郵便局などで支払うものなので、海外展開は厳しいかな?

国によってコンビニの営業時間も違えば、できることも違いますからね。
あと、ネット・ショッピングの便利さは「家から出ずに買い物を済ませる」ことなのに、払い込み用紙を持って行って現金払いとか意味不明とか言われそう……。


* * *

クレジットカードだと、年会費などの利用者負担があります。
店舗側の負担もあったでしょう。

BNPLでは、店舗側の負担だけで、利用者の負担は商品代金だけと聞いたような……。

まぁ、違いは多々あるでしょうど、今は「どうなるのかなぁ?」という心境です。

 

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