まぁ、統合型リゾートじゃないとありつけない利権がある。
そう書いてしまえば終了だけど、建設に絡む人以外に関しては、“巨大で確実な集客装置”という認識だったりして……。
カジノという「ハコ」さえ作ればオールOK的に、見込みのない皮算用してる感じで。
ギャンブルの収益は、客の損失に他ならないので、シミュレーションするなら、パチンコを観光客に売り込んでみるのが手っ取り早い。
「海外の人でも、遊び方を知ってるカジノの方が……」
「パチンコじゃ、イメージが……」
といっても、カードゲームひとつとっても、〇〇式みたいに分かれてて面倒な感じなので、それよりなら独自の発展を遂げたパチンコの方が、案外 売りになるんじゃないの? と。
「パチンコなんて、排除していないことが云々……」
そういうなら、そもそもギャンブル自体がオワコンであるべき。
でも、公営ギャンブルやってるくらいだし、党派関係なくパチンコチェーンストア協会に名前を連ねてるし……。
だから、実質的には反対勢力がいない。
せいぜい、パフォーマンスで反対するフリを見せる政治家がいる程度。
……かもね。
と、ここでフォーブスの日本長者番付2019年版を見てみる。
10位 毒島秀行 三共(SANKYO)
17位 韓昌祐 マルハン
21位 岡田和生 ユニバーサルエンターテインメント(アルゼ)
38位 金沢(兄弟) 三洋物産
43位 石原昌幸 石原ホールディングス(平和)
50位 里見治 セガサミー
同一業界で、50以内に6名。
圧倒的じゃないですか、まさかの日本の一大産業ジャンル。
この国で稼げる産業ジャンルは、パチンコです。
まぁ、これは資産の話なので、過去のアドバンテージが大きいのかも。
にしても、資産の額を見ていると、「海外に輸出して、世界を堕落させようじゃない」とか思えてくる。
イギリスが、インドで製造したアヘンを清に輸出したように。
ということで、カジノの収益計算って、何を元に出したのかなぁ~と思っていたら、パチンコに行き着いた話でした。
* * *
余談ですけど、この長者番付に入っている人には、「ナントカの創業者の夫人」というパターンが、少なくないんですよね。