メモ書き

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「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(字幕版)」の感想

「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」という映画の感想です。
「ファウンダー(founder)」は、創業者を意味する言葉。

副題の「ハンバーガー帝国」は、マクドナルドのこと。
ヒミツは、何でしょうね……。
タイトルは「ファウンダー」だけど、主役は「ファウンダー」じゃないみたいな……。
いや、「ファウンダー」の座を奪い取ったみたいな……。

マクドナルド兄弟が1940年に始めた元祖マクドナルドを見て、ミルクシェイク用ミキサーのセールスマンだったレイ・クロックが、フランチャイズ化していくのがメインストーリー。

このレイが主役。
50歳を過ぎて、セールスマンとして成功していない彼が上り詰めていく。
そう考えると、成り上がり系として気持ちよく見れそうですが、実際には「奪う」感じなので、「楽しく視聴」には ならないかも。

印象的な言葉は、「(溺れて)弱っているライバルの口に、ホースを突っ込むことができるか? それくらい厳しい世界なんだ」みたいなヤツ。

それに対して、マクドナルド兄弟の兄は「そんなのはできないし、したくもない」と言う。

この辺が、決定的な対比だったかな。
そして、まぁ……奪われていくわけですね、効率の良いシステムを生み出した兄弟が、いろんなものを。
途中からは、兄の糖尿病が気がかりな感じでの視聴に。

もうひとつ気がかりだったのは、フランチャイズ拡大に伴い、知り合った男性の奥さんの登場。
出演時間の長さ、一緒にピアノを弾くシーン、何より主役の相手を見る目。
あぁ、もう、これは恋愛フラグだなと。

主役には、各地をセールスして回る間、家に置き去りにしている奥さんがいます。
微妙な夫婦仲ですが、一緒にクラブに行っては「暇なだけの金持ち」とのお友達ごっこに協力し、ファミリー重視の雇用に重点を置けば、その候補を探してくれる良い感じの人だったのに……。
最終的には、離婚ですよ。
彼的には「野心」が足りなかったみたいですけど。

全体的に、「熱意」以外は何一つ認めたくない感じの主人公ですが、企業が大きくなるときって、こんなもんなのかなぁ~と妙に納得した映画でした。

マクドナルドは、飲食店ではなく、不動産業」

この辺が、キモですかね。商売的には。

にしても、あの粉のシェイクはないわ。
見るからに「粉」じゃん。かき混ぜても、「粉」だったやんけ……。
あれで行けるとでも? あんた、シェイク用ミキサー売ってたのに、コスパしか見えなくなったんかい……。