メモ書き

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老人ラブプラス

今さらですが、「ラブプラス+」を買いました。中古で。
このタイミングで買った理由は後述。タイトルが「老人ラブプラス」なワケも。

プレイして最初に感じたのは、前の人のデータが入ったままだと、「誰かの彼女を寝取った感じ」で、バツが悪いってこと……。

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ラブプラスの画面

元彼は、八田さんだった模様。

この件で、DSのセーブデータは、ソフトにあるんだと理解。
DSが売れていた時期にユーザーじゃなかったので、今になって知るという……。

このゲームが話題になっていた頃、「DSに話しかける」「一緒に熱海に行く」「リアル世界の時間と、ゲーム内の時間がシンクロ」なんて情報を耳にしていたので、「ヤバいゲーム」だと思っていました。

時間のシンクロは、セガサターンの「ROOMMATE」も、そんな感じだった気がしますが、未プレイなので自信がありません。

ラブプラス+」をプレイしてみての率直な感想は、「私には向かない」というもの……。

スマートスピーカーAIアシスタントもそうですが、ヒトじゃない存在に向かって話すのは、どうも抵抗があるようです。
電話もヒトじゃないですが、その向こうに相手がいるので話せる。そのことを痛感しました。

なので、音声入力を要求されると、精神的なダメージを食らいます。
だから、向いてない……。
この羞恥心を乗り越えた向こうに、新たな世界があるんでしょうか?
結婚したくなるくらいに……。

ちなみに、彼女になったキャラは「高嶺 愛花」です。
最初の登場はランダムだと、どこかの攻略サイトで見ましたが、私の場合は彼女が最初に出て来ています。

その後、バイトしたら「姉ヶ崎 寧々」、図書委員の仕事をしに行ったら「小早川 凛子」が登場。

行動の予定を選んでいくタイプのゲームなんですが、徐々にバイトをしなくなっていったので、年上の彼女とは疎遠に……。
バイトをしなくなったのは、「お金」のパラメーターが無いからです。
なんか、タダ働きをしている感じがして、上がる能力値とか以前に何かこう……。

個人的な心情として、「感性」や「魅力」といったパラメーターが低いのは許せても、「運動」と「知性」が低いのは嫌だったので、そこを上げていたら攻略可能なキャラは決まってしまいました。

別に運動は好きじゃないんですが、RPGの「体力」的な感じがして、上げないといけない気分になるんですよね。
「知性」は、無いとバカみたいじゃないですか。だから、上げました。
そういうゲームじゃないって、わかっているのに……。

でも、何だかんだで年下の子との交流もありましたが、親の再婚話を聞いて予想外の「重さ」に面喰い、攻略対象を一人に絞ることにしました。
重たい話を読みたくない心境だったので……。

この辺から、攻略サイトを見るようになり、告白されるに至ります。
早い人なら50日もあれば到達できるようですが、77日目でした。
長かったです……。

同じキャラを彼女にしても、選択によって性格が変わるそうなので、想像以上の奥深さがありました。
よくDSのソフトに音声データが入り切ったよなぁ……。
入力した名前を呼ぶ声も含めて。

やっていて「いいなぁ」と思ったのは、メールの返信が選べること。
自分で文章を書けたところで、それを判定するシステムなんか、作っていられないですから、選択肢になるのは当たり前。
でも、その「適当に返信」「気持ちを込めて返信」みたいに選べるのが、「楽で、いいな」と感じました。
だって、面倒じゃないですか。リアル世界の「返信」って……。

こっちが話を終わらせようと思っているのに、なかなか終わらせてくれなかった人もいるので、自動返信機能みたいなのが欲しくなった日があります。
むしろ、ディープラーニングの需要をそこに見出してほしい。
まぁ、今では人との縁を断ちまくったので、その悩みもないんですがね。


で、彼女になってからが本番なのですが、キス練習でのタッチ判定の具合に首を傾げ、そのまま放置状態にあります。

一番 知りたかった「音声入力での会話レベル」に関しては先に書いた通り。
一言で言えば、「それについて語れるほど行えなかった」という本末転倒な結果。
これなら、誰かがアップした動画でもチェックした方が良かった……。

どうして、「音声入力での会話レベル」を知りたかったのかと言うと、タイトルにある「老人ラブプラス」の可能性を探るためです。

* * * 長い話になります * * *

前に勤めていた会社で、変な電話がかかってきたことがあります。
他の人が電話を受けたのですが、相手は年配の男性で、何を言いたいのか要領を得ない感じだったとか。
クレーム口調っぽかったので、謝罪を求めているのかと思いきや、どうも会社の運営に関して助言をしたかったようです。

その助言は役に立たないものでしたので、電話を受けた社員の作業時間が奪われただけになります。
でもって、その内容を受けて雑談が始まったので、余計に……以下略。

「彼なりに、よかれと思っていたのかも」
「いやぁ~、話し相手が欲しかっただけでしょ」
「定年退職して、存在意義を見出せないでいるんだ」

社内では、そんな話が始まりました。

これと似たような話をネットで見て、ふと思ったのです。

「そういや、ラブプラスってあったよな。寂しい老人の話し相手に、なれるだろうか?」と。

だから、「音声入力での会話レベル」を知りたかったのです。

スマートスピーカーAIアシスタントは、質問に答える系なので、「話し相手」としては微妙。
それよりなら、電子ペット系の方が癒されるかもしれない。

あの日本文化センターが、「音声認識人形 おしゃべりみーちゃん」を売っているくらいだから、昼間のテレビを見ている高齢者層に需要はあるはず。

もしも、高齢者向けの「話し相手」商品が開発されたら、先のような電話で作業効率を落とすこともない。
孤独も癒せる。
そう考えてのプレイでした。結果は、挫折した感じですけど……。


仮に、「話し相手」になれるとしても、最初の「友達から、恋人へ」の流れで躓く気がします。
ゲームをやり慣れていない人は。

この辺を飛ばし、「彼女状態からスタート」がシンプルかもしれません。
話し相手としては。

友達スタートであっても、「これができる人って素敵。それをされたら惚れちゃう」くらいのわかりやすい展開があり、ミニゲームでクリアするみたいな流れだと、その層にも届く気がします。

その際のミニゲームは、クイズ辺りが無難でしょう。
ターゲット層の年代が詳しい分野からの出題で、全問正解すると「わー! すごーい」なんて感じだと、自分の存在意義を発揮した気になるので、よろしいのではないかと。

出演する「彼女」たちも、「現代の子」ではなく、「懐かしい あの日に告白できなかった子」をイメージさせる感じにします。

数が多い団塊の世代あたりを狙うとすると、当時の傾向から名前は、幸子、和子、洋子、恵子……。

街並みは昭和レトロな感じで、ジャズ喫茶やゴーゴー喫茶が全盛期。
話題も、それ。

ヒロインの一人は学生運動をしていて、バリケードを作るミニゲームがあり、上手にできたら交際開始とか……。
ダメだ。
絶対に突っ込んでくる。
内ゲバがどうのとか、当時は こんなもんじゃなかったとか……。

それこそ、開発元に電凸してくるに違いない。
変な電話を減らすどころか、増やしてしまいそう……。

これからの時代、クレーマーにならなそうな層をターゲットにしていかないと。

* * * * *

そんなこんなで、ラブプラスをプレイし、ゲームのことを調べてたら、11月配信予定の『ラブプラス EVERY』のことを知ったんですよ。

www.konami.com

もう少し待って、これをやった方が良かったかな?