メモ書き

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マスコミのマスコミ

報道の自由には報道しない自由もセットなようで、他所の不祥事はデカデカと書くのに、自社のお詫びや訂正記事は極めて小さい。
取材という割には、下調べをしたとは思えないような文章を書いている。
載せてやるから感謝しろ、掲載されれば良い宣伝になると言い、協力して当たり前という態度で来る。
基本、取材対象の都合や心境は、報道の自由よりも価値がない。

そんな話を聞くにつけ、「マスコミのマスコミって、どうだろう」と何度か思いました。
変な言葉になっていますが、報道機関の動きを報道するのが専門のメディアを意味します。
「あの新聞社は、こんなことを書いていた。書いていたのはコイツ」から始まり、「あんな記事を書いていたのに、普段は こんなことをしている」というゴシップまで取り扱います。

著名人の遺族に失礼なことを言った人が、同じような目に遭ったら失礼な質問をぶつけに行く。
誤報があったら盛大に騒ぎ立て、社説で的外れな持論を展開する。
取材時の様子を記事にし、問題があれば徹底的に叩く。

記者の身内が問題を起こしたら、その内容にリンクする過去記事をピックアップする。
殺人事件が起こったら、犯人が購読している新聞、よく見ているテレビ局を公表し、犯罪との関連性を強調する。

そして、年末に今年のクソ記事グランプリを決める。


個人でも情報を発信できるようになった今、マスコミ警察みたいな存在があってもと少し思いました。
報道する側を報道する者がいた方が、その姿勢を問える気がしないでしょうか。