メモ書き

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「未来のミライ」の感想|つまらないと楽しめるの境界線

金曜ロードショーで放送されたのを今になって視聴。

放送当時、ボロクソに言ってる人を見ていたので、何一つ期待しないで見れました。

ボロクソ具合は、映画公開時より酷かったので、「金を払って見ない奴ほど、文句を言う」と主張する人もいたような。
お金を払うと、「自分は無価値なものに代金を払った」と思いたくないので、良いところを見ようとする感覚はあるのかも。あと大画面だし……。

個人的には、もう映画館では見ない気がします。
トイレが近いので、途中で立つ可能性が大。立って歩く際に邪魔になるという懸念から、集中できなくなるので……。
厄介な人と同じ空間で見る羽目になる危険性もありますし、そういったリスクを考えると、美味しいものを食べた方が幸せかなって思ってしまう。

話を戻し、「未来のミライ」の感想を。

まず、冒頭で拒絶反応が起きました。
声に、です。

顔が子供なのに、明らかに子供じゃない声。
違和感がありました。

あれよりなら、誇張された感じの子供の声の方が聴きやすいです。
これは感想というより、キャスティングへの疑問。
どうして、子役を使わなかったのかという……。
父や母の声に合わせるとしたら、子役を起用するのがベターじゃないかと。

次は、家の中でも見れるやりとりを、画面内でも見たくないというもの。
家の中に小さな子供がいれば、似たような光景は展開されます。それを、わざわざ……というのが正直なところ。

「人間を描くのがドラマだ」とはいえ、そのまま描写するは表現じゃない。
そういう意味で、細部まで描こうが退屈な映像でしかなく、誰かが言っていた人の家のホームビデオの域を出ない感がありました。

ここで見るのをやめようかと思いましたが、突如としてファンタジー要素が注入されます。
これが、私にとっての“つまらないと楽しめるの境界線”でした。

動物の人間化や時間移動といったファンタジー要素の説明は特にないですが、そういうものだと認識。そこから見れるように。

結局のところ、いろんな時間に移動して、いろんな体験をして、みんな繋がっているんだで終わる。
そのくらいの印象しかありませんが、ホームビデオ映像よりは、ファンタジーな個所の方が映像として楽しめました。
楽しめたと言っても、これより面白い作品はいくらでもあります。テレビ作品でも。

ここで他の人の感想を思い出してみます。
確か、あの特殊設計な家に垣間見える金持ち具合が気に食わないとか、娯楽ではなく文芸だとか、そういう意見があった気がします。
でも、それよりなら「ケモナー好き&ショタ好きが、それを隠して映画を作ってる」という方がしっくりきます。

うまく言えないのですが、何かが足りない映画でした。私の中では、ずっと。
一言で言ってしまえば、「目的」に対する「答え」かもしれません。

ここのところ、海外ドラマでシリコンバレーミスターロボット、スタートアップと見てきました。
登場人物に「目的」があると、非常に見やすいです。
それは、自分が作ったものを世に広める、金儲け、破壊、成りあがる、脱ギャング等々、そういった「何を考えているのか、わかるもの」です。

もちろん、そういうのがすべての作品に要るとは思いませんし、この作品では男の子の「構ってほしい」「妹より自分を見て」を目的と捉えられるでしょう。
でも、それを目的とするなら、時間移動の先にあった「答え」は何だったのか。
それは「目的」の対になっているのか。そんな気になりました。

なんて、偉そうに書きましたが、実は途中からアホ視聴モードになっていたので、よく見てません。

「じいちゃんの若いころ、カッコイイな」
「イケメン高校生来た」
「“好きくない”で狙ってるなぁ」

といった感じの見たまんま感想モードです。

そのキッカケになったのは、「おばあちゃんが根負けするまで」というセリフ。
小さい頃の母親のセリフです。子供が「根負け」なんて単語使うか?
あの泣き芝居の導入理由も、微妙じゃない?
そんなところから完全に覚めてしまい、楽しむために視聴モード切換……。

似たようなのは「四月は君の嘘」のときも思いましたけど、子供が使うには不自然な言葉ってありますよね。

そこで、改めて子供が使うと変な言葉は何か、考えてみました。
子供も色々いるので、難しい言葉を使っていても、違和感がないケースもあります。
それは、「そういう子供だ」という設定がある場合です。

この作品で言うなら、鉄道が好きな子が列車の名称をスラスラ言えても不思議ありませんが、興味のない子が言い出したら違和感がある。それと同じようなこと。

母親のキャラ的に、「ないな」と思えばこそ、違和感があったんだと思います。
そういう言葉を使ってしまう背景には、「使わないと説明できない」という作り手側の都合があるかも。
いや、今回の件で言えば、「猫を飼ってもいいって言うまで、やめない」でいいんだよね。
その方が子供の語彙として、違和感がない気がするんだけど……。
なんで、あんな台詞にしたんだろう……。

個人的な感想として書きたかったのは、上記のようなこと。


* * *

冒頭の部分を子供に見せることで、「こんな感じなんだよ、君たちは」と言えるかも。
そういう意味では、教材として面白いような……。
ただ、子ども時代の母親が散らかすシーンは、真似されたくないので、そこはカットしたいところ。

「STARTUP(スタートアップ)」を一気見した感想

スタートアップ (吹替版)のシーズン1~3を見た感想です
ほぼ、一気見しています。
1と2では、ダレるところがありまして、見るのやめようかなと思ったことも……。

その理由は、技術者系の話を期待して見たのに、キーボードを打つより、銃を撃ってることが多い内容だったから。
でもって、三人のキーパーソンのうち、凄い技術を持っているはずの彼女が、まったく賢く見えないことが大きい。

何というか、普段の行動が短絡的で、感情的すぎる。
シリコンバレーミスターロボットも、そのきらいはあったものの、「計算してますよ」アピールはあった。なのに、彼女は無い。
ついでに言うなら、自分のコードへの誇りが感じられない
7年だかかかって暗号通貨を準備した、それはいい。
(最初の構想から7年も経てば、色々と古くなってる可能性があるだろうけど)
しかし、相手のコードをパクってやるとか、その辺に矜持を感じない。
細かいところでは、ギブスで〇×ゲームをしてるとき、真ん中を取らない残念な思考能力。
デカいところでは、契約書のアレ。
なもんで、彼女が大人しいシーズン3が一番見やすかったのかも。

逆に、興味深かったのはマイアミの複雑な社会事情。
どのくらい現実に近いのか知らないので その辺は何とも言えないけど、キューバ付近の事情に触れることが少ないから、ハイチの扱いがどうとかは、新鮮だった。
そういう場所を舞台にしたからか、自分の口座を持てない人がいて、そういった人のための暗号通貨みたいな話にも必然性が生まれ、それ自体が犯罪向きなのも描ける。
そう思えば、あの三人にしたのにも納得がいく。

ただ、企業の経営というステップになると、開発者以外は必要に思えない。
ヤンキー上がりみたいなギャングに、マネーロンダリング・パパがいる元バンカー。
彼らの下で働く従業員が、可愛そうに思えてくる。
よく人材を確保できているよね……。他の職場は、もっとクソなんだろうか?

でもって、誰も突っ込んでないけど、同僚が殺されても通常営業。
車の中で、銃で撃たれてるんですけど……。
結構 長いこと出ていたモブなんですけど……。
この手の殺害が話題にならないことは多々あって、犯人が捕まらないことも珍しくない。
「俺たちが死んでも……」みたいな人種的な問題を示唆する発言がありましたが、もう そんなの関係ない状態。次々に人が死ぬ。

ロナルドの息子の復讐の際に、「こいつを撃ったら、俺は服役して20年」とか言ってたけど、あれも説得力がなくなってしまう。
シーン自体としては、旦那に息子の仇を取れと感情的になる妻に、それがもたらすものを伝える意味では良かったのに……。

全体的に、雑な部分が多いように感じました。
買収、暗号通貨自体、ハッキング、通貨泥棒……。
何といいますか、少年漫画で「家を買ったから、明日さっそく引っ越すぞ」みたいな唐突な展開になると、家の登記を気にするような人には向かない。

他に、気になる点としては、ブチっと切れて黒い画面が1秒間続くこと。
何だろう、あれは? アマプラだけかな?

でもって、SEXシーンが邪魔。無意味に見せすぎ。
早く話が進んでほしいのに、見たくもない踊りとか、どうでもいい奴の会話とか、そういったのに尺を使われると、水で薄められた酒でも出された気分になる。

全体を通してみると、削った方が物語として、スマートな要素は幾つもある気がする。
自分だったら、パートナー殺しのラスク捜査官は出さない方向で考えるだろうし、サイコパスとして描くなら殺害に絡むシーンをあんな感じにはしない。
その家族も描かない。
そうだ、いろんな人物の家族まで描くから、本筋の進みが遅くなるんだ。

そんな本作のいい点を見るというか、楽しみやすい方法を考えると、ロナルド目線での視聴かな。
単純に、ごろつきからステップアップしていく様。
その過程で邪魔になる過去の仲間。妻が望むものと、その現実。
金を稼げば、たかる仲間。都合が悪くなれば、仲間じゃない言う。でも、困ったら仲間だろという底辺思想。
そんな底辺とサヨナラする話としての視聴が見やすいかも。
トンチキなキャラが多いので……。
まぁ、彼も「金のネックレス」が好きなタイプの人間なんだけど、他のキャラに比べて「何を大事にしているか」がわかりやすいので、見ていて安心する。あまりブレないし。

あと、マーラ。
アディソン・ティムリンがキレイ。それだけ。

たぶん、続いていくんでしょうけど、取り敢えずアレをワニに食わせるのは、やめた方がいいよ。見つかるから。

選挙の一票が軽い理由

選挙の一票が軽い理由は、もちろん一票でしかないからだ。

その一票で云々という話をするつもりはないし、一票の格差を書く気もない。

「誰かの票を操作するのが効果的」という話をするだけ。

別の言い方をするなら、洗脳。

世代間格差をテーマに、「若者よ、選挙に行くな」という煽り方もされているが、別に若者が選挙に行かなくても、若者の意見を結果に反映されることは可能だ。

若者にとって都合がいいように、中年や老人を洗脳すればいい。理屈としては。

自分の票の限界は、一票だ。
洗脳できる数は、一票じゃない。
なら、洗脳に力を入れた方が、世の中は変えやすい。

そんな単純で、酷い理屈。

人口ピラミッドを見て、どの年代が多いとか、言う必要もない。

www.stat.go.jp


洗脳は、メディアの十八番。

都合が良いように情報を切って貼ってニュースにし、「テレビでやってた」が口癖の思考停止民を洗脳する。
その洗脳具合というか、成果が発表されるのが選挙。
だから、お祭りみたいに騒いでいる。

若者がメディアにおける権力を持っていないなら、若者に都合が良い洗脳はできないだろう。
それどころか、一緒に洗脳されている可能性もある。

なんて書くと陰謀論めいているが、「油にまみれた水鳥」を見て戦争を起こし、あっという間に忘れるくらいに……いや、何でもない。

そもそも、若者に投票を呼び掛けるのは、なぜだろう?

若者自身が、自分の世代に対して危機感を抱き、動いたから?
義務とか、倫理とか、そういった考えで、上の世代が説くから?
若者の投票が、自分の当選に繋がると信じているから?
「選挙は行くものだ」と習ったから?

怖いのは三番目だ。
「浮動票が増えればなんちゃら」と言われたこともあるが、別の予測では与党が有利になるという話もある。
誰が、どういう想定の元、制作費を投じて、呼びかけているのか。
その辺に触れずに、制作物だけ話題にするのって、思考停止状態とさして変わらないのかも。


あと、老人優遇をやめさせると言ったところで、年金の廃止や医療費10割負担、高齢者の生活保護を対象外にはできないだろう。
本心では、「お前ら、Xねよ」と思っていても、そう言うわけにはいかないし、そんな奴が票を集めるとも思えない。
私が思いたくないだけで、当選する可能性はある。暴力を正当化した人が、当選するくらいに。

それ以前に、そんな主張をする人間がいたとして、当選しても実行に移す可能性は低い。
一定数の同意見者がいなければ、いないのと同じだもの。
だから、若者の意見とやらを反映させるとしたら、その人材を組織だって育成するところから始めるのが先かもしれない。
新しい産業の担い手が養成機関を作り……いや、違うか。

人工的に作られた顔や経歴を見て、「誰を選ぶか実験」を行い、それに近い人物をスカウトする。
結局は、当選ありきで話は進む。
要は、バックボーンとなる存在に対し、都合の良い人が欲しいだけだし。


* * *

選挙という選出方法は、ベストではなく、ベターだから行われているだけ。
ということで、他の方法を考えてみる。
アリエナイ方向に思考を巡らせることで、かえって目標が定まるかも。というか、そもそも国として進むべき指標とかってないよね。

【ランダム・チョイス】

その地域に住む市民から、ランダムで選出する。
すべては運次第な上に、選ばれた人の職業選択の自由を奪う。
逆に、いつ選ばれるかわからない恐怖、下手なことをしたら文句を言われる恐怖から、否が応でも政治を学ぶことに?

こういったのが普及すると、選挙グッズなんか作ってるところは、大変だろうな。


【ふるさと投票】

ふるさとの投票版。
住民税を納めた地域の中から、好きな地域に投票が可能。
住みたい都市を作り上げ、移住するための投票。
地方自治体乗っ取り計画。。。

何にせよ、自分の行動で何かが変わった実感がないものを促すのは、難しいよね。

「優秀な奴が子孫を残す」というウソ

「いい歳をして、結婚もしていない云々……」という考えは、別に珍しくもない。

どこかの会社が、それを地で行くような発言をし、採用基準としているだの何だので、騒がれたのは今月だったろうか。

得てして、そういった発言の周りには、「結婚してない奴は、どこかおかしい」「つがいになれないのは、生物として欠陥がある」といったコメントがあふれる。

そして、「優秀な奴が子孫を残す」といった趣旨の発言へと繋がっていく。

本当だろうか? 検証してみよう。

「優秀な奴が子孫を残す」を逆に考えると、多くの人が子孫を残した世代は優秀ということになる。
となると、ベビーブームの立役者は優秀だ。
その当時の親は、育てた数的にも優秀と言えるだろう。その根拠でいけば。

「当時は、見合い結婚が多いから云々」
「戦後は、産めよ増やせよという云々」

そんな言葉を言いたくなる人もいるだろう。
だが、環境要因を口に出した瞬間、「優秀な奴が子孫を残す」理論は崩れ去る。
先の言葉には、遺伝的に優秀な者を選び合うようなニュアンスが含まれているからだ。

当時の結婚は、お見合いが約6割。

参照元

第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)|国立社会保障・人口問題研究所

 

「種の繁栄」という視点でも検証してみよう。

現存する種は、優秀だから残ったのだろうか?

その問いには、「適応」といった類の回答が待っているだろう。
もしかしたら、「我々こそが選ばれた種族」という危ない発言が返ってくるかもしれない。

これに関しては、『銃・病原菌・鉄』を読めば済む話だと思っている。

まぁ、何というか、栽培に適した植物が近くにあったのか。
家畜にできる動物が、その辺にいたのか。
それが大きな分かれ道になっているという話。

とある作品で、食糧を確保するために、森に入ってナッツを探すというシーンがあり、思わず「やめておけ」と言いたくなった。
野生のアーモンドには、毒があるからだ。

ついでに、たまたま見つかった毒の無いアーモンドを選び、育てたことで栽培品種が誕生したという説を思い出した。

似たような話として、飛び散る麦穂がある。
まぁ、植物として考えれば当然だ。
より多くの子孫を残すのなら、種は遠くまで飛ばせた方がいいので、飛び散るのがベター。

しかし、食用とするなら、飛び散らないのがベスト。
かくして、飛び散らない麦が育てられ、食用として一大勢力となった。
この麦は、麦として優秀だろうか?

動物も同じである。
気性、閉鎖環境での飼育、育成期間、餌代、病気、そういった諸々の条件をクリアし、家畜として価値がある種は少ない。
その少ない種が、世界各地で育てられ、家畜として一大勢力となった。
これらの動物は、動物として優秀だろうか?

「人間は違う。人間は特別」

そんな感じの反論をされるだろうし、個人的にも一緒くたにはしたくない。
なので……いや、違うな。
書くのに飽きたので、この辺でやめよう。

どうせ、本当に書きたいのは、「コーンってすごいな」ってことだけだもの。
いろんな商品に使用されているコーン。我々はコーンに生きている。
……ってなことを『フード・インク』を見て、思ったわけですよ。

ドラマ「MR. ROBOT」を一気見した感想

MR. ROBOT / ミスター・ロボット (吹替版)を一気見しました。
シーズン3の10話まで。
えっと、これで全部なんだよね?
「これで終わりですか?」という心境になる最後だったので、そう訊きたくなる作品。

これ以降、ネタバレ込みで感想を書いていきますので、視聴前の人は注意。

 

く、暗い……。

それが第一印象。
Silicon Valleyを見た後、「別のエンジニア系のドラマを見よう」と思って、アマプラで再生。
冒頭から、主人公の長いモノローグ。
コイツ、病んでるのか、それともポエマーかと思ったら、前者だった。
そういう主人公なんで、必然的に暗いです。

明るく楽しい雰囲気になるのは、昔のコメディドラマをパロッた回くらい。
まぁ、画面だけ明るいというか、笑い声が入るだけなんだけどね。
「アルフ」かな? あの変な生き物は。
吹替版だったから、声は所ジョージを期待したんだけど、違っていたような……。
確か、シーズン2だったと思うので、気になる人はチェックしてみて。。。

ストーリーを大雑把に言えば、ハッカーの集団が、別組織の助力を得て、大企業のデータを消す話。
消されたデータは、金融資産や借金に関するもの。なんで、世界的な企業だけあって、経済的な混乱も大規模。

主人公は、そのハッカー集団の一人。
アノニマスみたいなお面をかぶり、犯行声明の映像を公開して、大企業に不満を持っていた連中の支持を受ける。
主人公には、その大企業が原因で両親を……みたいな過去もあるけど、実際には「自分たちでやった」つもりが、都合よく「やらされていた」という感じ。
操っていたのは……という風に書くと、陰謀もの作品のストーリーライン。

けど、主人公が特殊なのと、時系列が行ったり戻ったりという構成なので、ヤバいものをやり過ぎて、記憶が飛び飛びになっている人の気分での視聴になります。
お陰で、陰謀がどうのではなく、記憶が欠落した時間に、何があったんだろう?
そんな推理をする作品に……。

これだけだと伝わりづらいので、主人公は多重人格と書いておきます。正確な言い方じゃないかもだけど、手っ取り早い書き方をすれば。
先に、それを知らされると、つまんなくなるでしょうけど。
ただまぁ、人によっては混乱せずに見れていいかも。

それくらい、わかりにくい。
人格が変われば、役者も代わるし、一緒に出てるし……。
やるんなら「ビューティフル・マインド」みたいに……以下略。

わかりいくいと感じたのは、他の作業をしながら見ていたこともある。
というか、なんかダルい箇所が幾つもあって、他のことをしたくなるんだよね。

例えば、ABCDという時系列だったとして、Aの後にDに飛んで、BとCで何があったのか気になってるのに、それが明かされるのは だいぶ先とか。
でもって、その間は他の人物の話が延々と続く……みたいな。
群像劇と言えば、それまでなんだけど、ゲームオブスローンズのように、「あの人物と、この人物が出会ったら、どうなるんだろう」的な気分にはならない。

ついでに言うなら、人物の行動に「こういうことがあったから、次の行動はこうする」みたいな原因と結果が……いや、違うな。
単純に、不快だったんだ。
登場人物の関係性が、どれも不快だったんだ。
嫌な感じの奴ばかりで、その関係性にも何ら魅力がなかった。嫌な奴であっても、コイツとコイツの関係性は、面白い。そういうのがなかった。
それが、すべて。


シェイラが死んだとき、私の楽しみは「破壊」しかなくなっていた。
ハッキングでめちゃくちゃにした世界を期待したのに、それに反比例して主人公が破壊の阻止に走り始める……。

主人公は、完全な悪にできないのか?
破壊者が破壊者で終わる物語はダメなのか?

そんな気分で最後まで見たような気がする。
だって、人格的な魅力で言ったら、エリオット君は皆無。
見たいのは、ミスターロボットの破壊的行動だけだもの。

仲間内で最初に死んだノッポが、「ドラマのハッキングシーンは、変なアニメのキャラが出てくる」と話すシーンがあります。
確かに、ありますよね。
何の言語を使ってるのか不明なプログラマーとか、ビジュアル的にわかりやすいよう プログラム処理が絵で表現されているとか……。
最近見たのだと、『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』にあった。

で、そういうのを本作では「変なハッカー文化」を根付かせようと、今日もどこかの脚本家がせっせと……というわけです。
さらに、そのあとにLinuxでコードを書いているシーンを見せてくれるので、リアルな切り口で行くんだと期待感が高まる……。
なもんで、余計に「破壊」を期待してしまう。
だから、もっと そこで押すべきだった気がしないでもない。鬱陶しい人格の入れ替わりや、カウンセリングを抜きにして。

それに尽きる。

あと、ギョロ目が気持ち悪い。
主人公を含め、幼馴染、妹と、大きな目を見開いて、沈黙するのをやめてほしい。
あの間が、何とも耐え難い。
まぁ、個人的な感想なんだけど。

最後の終わり方に関しては、経済的な話は書けない。
もしくは、書いても面白くない。そんな印象。

貶したので、褒める点を。
先の通り、ハッキングシーン。
次に、秘密の組織的なノリ。
拘束プレイ好きな嫁の謎めいた雰囲気(途中まで)など。

選挙は、資本主義と相性が悪い

「今ある産業の票」を大事にすることは、時として「新規参入」への障害となり、既得権益の保持以外の何ものでもなくなる。
「新しい産業の票」は、数自体が少なく、票も見込めない。よって、無視され、邪魔なら規制される。
新たな雇用を生み出し、新たな需要に繋げ、「経済成長」を促すのは、新規分野への投資。
しかし、そこに大きな票田が無ければ、誰も握手しようとしない。

「〇〇のXX業を守る」は、「XX業の人、票をくれ」でしかなく、「守る」は単語を発しただけにすぎない。
そこに契約はなく、義務も生じない。

次のゴジラは、何を壊すべきか

昭和のゴジラ映画が続いていたら、現代では何を壊すべきなのか。
そんな話です。

ゴジラシリーズを通して見てみると、時事ネタをストレートに入れている昭和の作品に、「当時を知る資料」としての面白さがありました。

オゾン層の破壊、極地の氷が溶ける問題、工場のスモッグ、汚水の垂れ流し等々。
そういった環境問題をヘドロの怪物に繋げたり、話のポイントに持ってきたりする。

出てくる人物も、聴取率のために危険な生物を運ばせたるスポンサー、金儲けのために好き勝手する経営者、機械の計算がすべての宇宙人と、ステレオタイプだけど狙いが伝わる登場意図がありました。

同じカットの使いまわしが増え、チープになっていく昭和のシリーズなので、第1作目の劣化版に見えるかもしれませんが、「水爆実験からのゴジラ」という原因と結果の関係性は、継承しているように思えます。

その流れで作るとなると、東日本大震災を扱うことになるでしょう。
汚染水を海に投棄となれば、それによる怪獣がと、当時の流れならしたかもしれません。
しかし、それをやれば海産物が売れなくなり、風評被害と言われて炎上することでしょう。
そもそも、フィクションでは触れちゃいけない空気があります。

せいぜい、東京電力の本社をさりげなく壊すのが関の山。
おそらく、原発施設で汚染物質の吸収とかやったら非難もの。
まぁ、「もんじゅ」あたりで それをやり、政治家が「廃棄費用を削減出来て、よかったじゃないか」と言って、失言として取り上げられるのは やれるかも。

環境絡みの問題を扱うとなると、プラスチックのゴミ問題。
海に不法投棄されたプラスチックのゴミが集まって怪獣になる。この科学的にあり得ない感じを許容してしまう昭和の精神が、別の意味で怪獣を生み出し続けたんでしょう。
プラスチックゴミの怪獣だから、プララ……。ダメだ、NTTに文句を言われる。
それに、ストローやレジ袋ばかり言われてるけど、クルーズ船が……以下略。

でも、正直言って安直だよね。こういうの。
怪獣は恐怖の対象。
であれば、現代人の恐怖を描かなくてはいけない。
現代人の恐怖、それはデータの消失。

通信量の制限、作業データの消失、データ化された資産の消失……。
人は所有物を失うことと、未知の存在が恐ろしい。
たぶん、それは不確定要素が増すからだ。

何かを失うことで、予定が狂う。
想定していた今後がなくなる。
未知の存在に出会うことで、今後の想像がしづらくなる。
だから、問題の原因を知りたがり、見つからない場合は、原因を作り上げて安心する。
恐怖は、想像することで大きくなる。「もしも」の不安が、ネズミを山にも見せる。

姿が見える敵に攻撃されるより、見えない敵に同じ攻撃をされた方が、はるかに恐ろしい。
怪獣の全体像を知る前と後では、知る前に一部だけが映ったときの方が怖かったりする。
知れば、恐れは薄れる。

それなら光学迷彩で、移動時にデータを破壊する飛行系怪獣が、もっとも恐ろしいということに。
この怪獣の凄いところは、見えないから、あまりCGを使わなくても表現できること。
停止する機器、モブの演技、それだけで未知の脅威を描ける。
やり方次第では、酷い茶番劇になってしまう可能性があるので、制作サイドにとっても脅威の存在。
最大の欠点は、現実にいない巨大生物が動くのを見に来た人に、ため息をつかせること。

まぁ、普通に見える怪獣を出すとしても、現代人の恐怖を描くとしたら、次のような感じ。
インフルエンサーが「大江戸線が地下深くにあるのは、核攻撃にも耐えられるように作ってるから。六本木駅が一番深い」と言い、大勢が押し寄せてパニックに。
でもって、怪獣が歩いて水道管が破裂。大量の水が流れ込む……。
一方、避難アプリがあって、他人のレビューを信じて行動したら、えらい目に。
「みんなと同じなら安心」という精神そのものを否定することで、恐怖を描く。

さらに、怪獣を見て車で逃げようとするのも、なぜか車は急発進。怪獣にロケットの如く突っ込むプリウス

怪獣が現れても出社を促すブラック企業に、徒歩でも行こうとする社畜たち。そんな彼らの会社を潰す怪獣を見て絶望する経営者と、「これで、今日は休める」と喜ぶ社員たち。
この人間の狂気こそ、恐怖。

下層階を馬鹿にしていたタワマンの高層階民が、外に出るのに時間がかかってるうちにドーン。
マンションの購入金額を叫びながらの絶命。

これが世相を反映したモブ。

とはいえ、悪い評価ばかりの作品になると困るので、評判が悪いエメリッヒ版を見て、アレのどの辺がNGだったのかも考慮する。
ちなみに、前にサラッと見たくらいなので、まじまじと見るのは今回が初かも。

個人的には怪獣映画に思い入れは無いので、見て怒り出すような感じはないですが、「これ、ゴジラである必要がないな。タイトルがジュラシック・パークでも問題がない」とは思いました。
何なら、怪獣型ゾンビでも似たような展開ができそう。
あとは、向こうの人は黒い傘が多い、元さや展開は嫌い、使い捨てカメラがあるんだなとか。

それまでのゴジラとの違いは、下記のような感じ。

<通常>    <エメリッヒ>
怪獣      海獣(訳:戸田奈津子
熱線を吐く   熱線を吐かない
通常兵器×    通常兵器〇
分類は不明   両生類とか言われている
食べる行為無し 魚を食ってる
生殖機能は不明 処女受胎で妊娠
身体が大きい  そこまで大きくない

怪獣ではなく、単なる未知の生物。
食べる、卵を産むと、生物感を丸だし。
熱線は吐かないし、通常兵器が有効。
この時点で、恐竜の一種でも代用が可能に。ただの恐竜パニック映画として作れば、文句を言われなかっただろうに。そんな作品でした。個人的には。

こうしてみると、どの辺がNGだったのかリストとして、エメリッヒ版は優秀。
熱線という特技、食事や生殖といった生物要素を出さない、通常兵器で殺せない、この辺が特に強い印象。

これを踏まえたうえで、次のゴジラを考える……。

そう思いましたが、平成シリーズを見ていると、
「過去作と同じことをする」⇒「退屈」
「過去作にないことをする」⇒「過去作へのリスペクトがない」
そんなジレンマも。
新しいものを受け入れない人がいるので、新しいことをしない。それでは、新しい技術を否定するばかりで、次の投資先が無くなり、雇用が減る流れのよう。

と、いうことで、先の禁忌のうち「通常兵器で殺せない」を犯します。

ゴジラ(小)登場」⇒「自衛隊が害獣駆除で出動」⇒「肉塊に」

ファンが激怒するくらい、ミサイルか何かでバラバラの肉塊に。
対物ライフルで人を撃つくらいのグロッキー映像。

でも、物語は、これから。
肉塊を持ち帰り、研究がスタートします。いろんなデータを得るうちに、「生きたまま、手に入れていたら」という声が……。
殺す必要があったのかという世論もあり、害獣駆除という判断は適切だったのか問われます。

そこに、二体目の登場。

ゴジラ(中)登場」⇒「捕獲すべきか否かの論戦に」⇒「揉めている間に上陸」⇒「いざとなれば、すぐに殺傷できる。一体目のように」⇒「その余裕がアダになる」

「熱線という特技」にも手を加えます。
口から何かを吐こうとするも、空気が揺らぐだけ。ミニラのように。
しかし、それは電磁パルス攻撃と同様だった。

電子回路がショートし、通常の機能を失った街を、ゴジラは悠々と歩いていく。
情報が遮断され、何も知らされないことで、恐怖が募る。

その頃、一体目の細胞を研究している場所では、捕獲すべきかどうかの判断材料の為、データに関するまとめを急かされていた。
ブラックな環境での作業の中、すべてを破壊したい衝動に駆られる研究者。
そんなに知りたいのならと、調べたデータをネットで公開。細胞のサンプルも希望者に配布する……。細胞は海外へも。

某国では、その細胞をXXして、別のXXを生み出す。
「怪獣は、人が生み出した」のセリフを地で行く展開に。

日本では「ゴジラ(中)」が原発巡りし、行く先々で急速に進化。「ゴジラ(大)」に。
※ 急速に進化すると、骨が追い付かないとか、歩くのが困難になるとか、そういうのはナシで。

いつもの熱線も吐いて、あちこちを被爆地に。
日本中に夜の闇が広がっていく。電気がつかないという意味で。

先に襲われた地域から逃げてきた人を「被爆者だから」と避けていた人も、自分も同じ目に遭って同じことを言われる……。

何もかも失ったことで、怖いものがなくなった人類の反撃が開始。
となればハッピーエンド・コース。

電気もなく、食糧も輸送されず、残骸の中で座り込む都会の人々の映像で終わる。
となればバッドエンド・コース。

真ん中は、原発というごちそうを平らげたゴジラは、別のえさ場に向かっていく……。

……ってなものを考えてみた。
う~ん、見ても楽しい気分にならないな。

誰かが作ったものを見て、思うままに感想を書くのは簡単ですが、自分で新たな物を構想するのは大変ですね。